ジムニーの醍醐味を存分に味わう!
10月中旬の週末、長野のキャンプ場を予約してジムニーで出かけてきました。
キャンプ場は駒ケ根の山奥にある「ACN信州伊那キャンパーズヴィレッジ」へ。
そしてキャンプ場に行く前に、少し回り道をして陣馬形林道を走ってきました。
ワイルドなキャンプ場と林道走行はジムニーがバッチリハマる!
ジムニーを手に入れてやりたかったことが凝縮した2日間でした。
ノーマルでもオフロードの走破性が高いジムニー
陣馬形林道は駒ケ根を南北に走る林道。
オフロード部分は北半分、いや3分の1といったところでしょうか。
北側の入口から入るとオフロードが上りになるのでそちらからのアプローチがおすすめです。
林道の入口は下記のマップを参考にしてください。
目印を付けた地点が上の写真です。
林道に入るとすぐにダートになります。すでに気持ちが高ぶっているおじさん。
私のジムニーはスロットルコントローラーを付けていますが、足回りもタイヤもノーマルのままです。
ジムニーのダート走行は楽しい!
林道入口で4駆モード「4H」に入れます。
4駆にすると、前に進む力が強くなり、ギャップを確実に乗り越えていきます。
道は程よいでこぼこがあり、初心者がオフロードを楽しむにはちょうどいいコンディション。
一部ガレた場所があるので、私のバイク・アフリカツインだと転倒しそうな嫌なところがあります。
4輪のジムニーなら全く問題なし。
今回はバイクとはすれ違いませんでしたが、自動車とは何回かすれ違いました。
キャンプ道具も積んでいますし、対向車もあるのでゆっくり走ります。
ジムニーは大きなギャップを乗り越えられるし、4WDにすれば力強く走ってくれますが、大きく揺れるので油断すると車内の荷物が転がってしまいます。
紅葉が始まっています。
林道走行中はライトを点灯して対向車に自分の存在をわかりやすくします。
ダート部分は10km弱といったところ。
それでもオフロードを楽しむには十分な距離でした。
石碑と東屋。このへんでダート区間は終了します。
舗装路を走っていくと景色が開ける東屋に到着。
紅葉をバックにジャングルグリーンのジムニーが自然に映えます。
このルートでは舗装路はくだりになるのですが、落ち葉がたくさん道路に落ちているのでバイクならスリップが怖かったことでしょう。
陣馬形林道を走り終わったら、細いクネクネの山道をキャンプ場までひた走ります。
キャンプ場までの直線距離は近いのですが大きく回り道をするので予想よりも時間がかかります。
見通しが悪くてすれ違いが難しい細い山道なので焦らず、ゆっくり走っていきます。
翌日キャンプ場のオーナーに聞いたのですが、この林道は11月中旬には冬季閉鎖されるようです。
ジムニー純正タイヤでオフロードを走って感じたこと
ジムニーの純正タイヤはHT(Highway Terrein)タイヤという種類で舗装路向きのタイヤです。
ノーマルタイヤでもオフロード向きのサスペンションと車高の高さ、そして力強い4駆で林道ぐらいなら問題なく走ってくれます。
少し物足りないと感じたシチュエーションは少しぬかるんでスリッピーな坂道。
ブロックパターンがほとんどないので仕方ないところですが、地面をつかんでひっかく、という感覚が無く、少し滑っている様子でした。
クルマ自体のスペックは十分なのに、タイヤだけついてきていない印象です。
低速で走っていれば全く問題ないですが、少しスピードを出しているとスリップするリスクがあるかもしれません。
少しオフロードよりのタイヤを試してみたくなりました。
ワイルドなキャンプが楽しめるキャンプ場へ!
予定より1時間ほど遅れて本日のキャンプ場「ACN信州伊那キャンパーズヴィレッジ」に到着。
道路からキャンプ場に入るとすぐにダートに。
少し車高の低いクルマは管理棟に行くのも難しいかもしれません。
私が予約したのは「4WD専用サイト」。
少し荒れたオフロードに加え傾斜があるのでサイトに行くのに4WDじゃないと行きつけない、というサイトです。
実際にワンボックス車がやってきましたが、坂道を登りきれず戻っていきました。
バックもUターンも大変そうで何度も切り返してやっとの思いだった様子です。
手作り感満載。でも充実設備のキャンプ場
施設は手作り感満載。最先端のキャンプ場とは違い温かみのあるキャンプ場です。
キャンプ場はスマホの電波はほとんどつながりません。
私がテントを張ったサイトはドコモは圏外。auはかろうじて電波が入っていました。
受付棟の近くはフリーWi-Fiを用意してくれているので、いざという時は受付棟まで行けばスマホが使えます。
キャンプの時はスマホから解放されたいですが、仕事の緊急電話対応ができるのは助かります。
ゴミ捨て場。きちんと分別すれば一部を除いて捨てることができます。
受付棟の近くにある談話室とフリースペース。漫画もあるので雨の日なんかはいいかもしれません。ストーブもありました。寒くなったら点けてくれるでしょうね。
トイレを撮影するのを忘れてしまいました。
水洗のバイオトイレです。
残念ながらウォシュレットもなく、便座も暖かくならないのでこの時期はヒヤッとしますが、匂いもほとんどなく清潔です。
受付の時にもらえる場内図。
左上の「IN」のところから未舗装路になります。道幅が狭く、路面も凸凹しているので車高の低い車両やオンロードバイクは注意が必要です。
プライベートスペースが確保される4WD専用サイト
4WDサイトは場内図のQ1~7のサイト。
もうちょっと全体像がわかる写真を撮れば良かったのですが、4WD専用サイトは坂道に沿って1つ1つのサイトが互い違いに独立しているので隣のサイトと目線が合うことがありません。
この日は4WDサイトを利用するキャンパーがいなかったので、キャンプ場を貸切しているようでした。
4WDサイトは受付棟を挟んで他のサイトとは少し離れています。
ここのキャンプ場は全サイト車乗り入れOKです。
木々に囲まれたサイトにジャングルグリーンのジムニーとカーキのステイシーst2が自然に溶け込んでいる・・・気がします。
静かなキャンプを楽しむ夜
遠くのサイトでたまに大声で叫んでいる声が聞こえましたが、それも長く続かず静かなキャンプを楽しみました。
今回から導入したランタンスタンド。
ランタンをぶら下げると雰囲気出ます。
ランタンシェードはテーブルにランタンを置くと光が広がらずに使えないのですが、こうやって目線より高い位置にランタンを配置すれば光がランタンから下に広がっていきます。
最近お気に入りの「オールフリー ライムショット」。
なかなか販売しているお店が見つからず、唯一東京のマンション近くのスーパーでしか見たことがありません。
私はお酒が弱いので普段は全く飲まず、キャンプの時も最初の1本をビールにしてあとはノンアルで過ごすことが多いです。
そして、今は最初の1本目からノンアル。お酒はなくても生きていけます。
ノンアルのおつまみとしてスモークをやります。
半額ぐらいになっていた鹿番長(キャプテンスタック)のスモーク用鍋を買いました。
桜のチップをいれてスモークします。
バイクツーリングでは大きな鍋は持ってこれないですが、クルマは荷物たくさん持ってこれるからいいですね。
普段は脂質を抑えているので滅多に食べないウインナーとチーズ。
スモークにすると抜群にうまいのでキャンプの時は脂質をあまり気にしないでおいしい物を食べます。
ビールに合うおつまみ。ノンアルでも十分楽しめます。
スモークは今年から始めましたが、とても簡単ですね。
食材によりますが、10分前後スモークするだけで香りがついて各段においしくなります。
これからいろいろな食材を試していきたいと思っています。
自宅でもやりたいのですが、さすがに匂いが気になります。
スモーク料理を楽しんだら次はメイン料理です。
暗くなってきたら料理をするときはLEDランタンを使います。
オイルランタンは雰囲気抜群ですが、手元を照らすには明るさが足りません。
鍋は大きいのに小型バーナーの上で料理をしているのでひっくり返さないように慎重に調理をしています。
ワイルドに焚火でやりたい気もしていますが、鍋がススだらけになるのと火力調整が下手なのであまりやりません。
メインの夕飯は1人前のポーションで販売している鍋のもとを使ったみそ味の鶏鍋です。
肉はスーパーで鶏鍋用にセットになっているものを買い、野菜は袋に入った鍋セットです。
見た目は悪いですが、寒いキャンプにはお鍋がいいですね。
スモークで使った鍋を使っています。
スモークをすると鍋がススで黒くなってしまうのでアルミホイルでできるだけ鍋を覆ってスモークしています。
お米を炊こうと思ったのですが、面倒なのでうどんを食べました。
夕飯で食材を使い切れなかったので、翌朝も同じメニューになります。
キャンプ飯、いろいろやりたいのですが、たくさん作っても食べられないので1~2品作って終わってしまいます。
食後はのんびり焚火を楽しみます。
キャンプって、食事が終わったら特にやることないのですが、こうやって焚火の世話をしているだけでも癒されますね。
癒される・・・と思いながら風で煙が自分のほうに向いてきているので煙たくて困っています。
次回は風防を導入しよう。
深夜に目が覚めたら満点の星空!
寝たのは21時ごろ。バイクでのキャンプツーリングや登山でのテント泊りをずっとやっていたせいなのか、キャンプでは早く寝て、早く起きるのが当たり前だと思っているのですぐに寝てしまいます。
夜中、寒いのとトイレに行きたいので目が覚めました。
翌朝キャンプ場のオーナーに教えてもらったのですが、この日は気温が2度くらいまで下がったようです。
テントを出ると星空が広がっていました。
今回は一眼カメラと三脚を持ってきたので、折角なので星空を撮ってみることにしました。
実際に肉眼ではこんなにたくさん星は見えていませんが、写真で撮影すると満点の星空になります。
星空撮影はほとんどやらないので設定を色々変えながら撮影を楽しんでいました。
自分のテントサイトと星空を一緒に撮りたいのですが全然うまくいきません。
サイトが火事になっているみたいですね。撮影技術だけでなく、加工する技術も必要なのだろうか?
ちょっと研究して、これから冬キャンプで星空がきれいなシーズンにいい写真を撮れるように頑張ってみます。
また行ってみたいキャンプ場でした
翌朝は予定通り前日の夜と同じメニューの朝ご飯を食べて、自宅まで4時間ほどのドライブになるので早めにキャンプ場を出発しました。
長野の山中にあるこのキャンプ場、私はとても気に入りました。
必要な設備はしっかり整っているけどアクセスも場内も便利過ぎない。
充実した設備で快適なオートキャンプをしたい人にはお勧めできませんが、私のようにトイレと水場だけあればいいと思っているキャンパーならきっと満足できると思います。
今回新たに導入したキャンプギアはこちら↓
5050workshop 2way stand
コンパクトに収納できるランタンスタンド。
地面に打ち付けることも、テーブルにかませて使うこともできます。
耐荷重はそれほどないのですが、オイルランタンをかけることができます。
拡張性が高く、三脚や小さな棚、カメラ用のねじ穴も取り付けることができます。
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