
キャンプに行ったらデジタルデトックスをしたいから、電子機器への充電なんていらない!というキャンパーも多いと思いますが、週末キャンパーのサラリーマンはなかなかそういうわけにはいきません。
ましてや平日を休んでキャンプに行くなら尚更です。
スマホの電波の届かないキャンプ場に行ったり、スマホのバッテリーが無くなったら仕事の緊急連絡も受信できずに上司に怒られそう、なんてハラハラしながらキャンプをしていたらリラックスどころか神経をすり減らしてしまいます。
電子機器のバッテリー切れも同様で、現代はバッテリーと電波が切れてしまうと死活問題になってくる時代。
そんな心配を少しでも柔らげて、持っているだけで気持ちの平穏が保たれる、そんなキャンプギアがポータブル電源です。
(スマホの電波問題は解決しないので、サイト選びは気をつけましょう)

筆者は元々、ポータブル電源「要らない派」でしたが、一台持っていると何かと安心感があります。

- BLUETTI EB3A
- 1. BLUETTI EB3Aの特徴と魅力
- 2. キャンプでの利用シーン
- 3. 災害対策としての利便性
BLUETTI EB3A

最近は災害への意識も高まり、ポータブル電源市場も活気がありますが、その中で私が選んだのはBLUETTIというメーカーのポータブル電源で、サイズとしては下から二番目に小さいEB3Aという機種。
有名メーカーに比べたらまだ聞き馴染みがないかもしれませんが、なぜこれを選んだのか。
スペックを紹介します。
1. BLUETTI EB3Aの特徴と魅力
コンパクトで軽量設計:持ち運びやすく、キャンプやアウトドアでの利用に最適

すごくコンパクト、とは言えないかもしれませんがオートキャンプならストレスにならない大きさ。
BLUETTI EB3Aは、容量268Wh、定格出力600W、サイズは25.5×18×18.3cm、重量は4.6kgです。同等の容量・出力を持つ他社製品と比較すると、以下のようになります。
製品名 | 容量 | 定格出力 | サイズ (幅×奥行×高さ) | 重量 |
---|---|---|---|---|
BLUETTI EB3A | 268Wh | 600W | 25.5×18×18.3cm | 4.6kg |
Anker 521 Portable Power Station | 256Wh | 200W | 21.6×21.1×14.4cm | 3.7kg |
Jackery 240 New | 240Wh | 200W | 23×13.3×16.7cm | 3.1kg |
BLUETTI EB3Aは他社製品に比べてやや大きく、重量も重めですが、定格出力が600Wと高く、より多くの機器に対応できる点が特徴です。一方、AnkerやJackeryの製品はサイズ・重量が小さく、持ち運びやすさを重視する場合に適していますが、定格出力が200Wと低いため、使用できる機器が限られます。
したがって、使用目的や優先順位によって、最適なポータブル電源を選択することが重要です。
確定出力(定格出力)とは?
確定出力(定格出力とも言います)は、ポータブル電源や発電機が安定して長時間供給できる最大の電力(W=ワット)のことです。
例えば、BLUETTI EB3Aの場合:
• 定格出力:600W
• 瞬間最大出力(サージ電力):1200W
定格出力600Wの意味
→ 継続的に600W以下の電力を供給できるため、600W以下の電化製品なら問題なく動作します。(例:ノートパソコン、電気毛布、小型炊飯器など)
瞬間最大出力とは?
→ 一時的に1200Wまで対応可能。ただし、長時間は供給できず、電力が600Wを超えると安全装置が働き停止する可能性があります。(例:起動時に一瞬大きな電力を必要とする機器)
つまり、定格出力は安定供給できる最大値なので、電化製品を選ぶ際の重要な指標になります!

トランクカーゴTC-70S(W780×D390×H357mm/70L)にすっぽり入る大きさ。

テーブルの上に乗せることはないと思いますが、ソロキャンプで使うテントにおいても邪魔になりません。(テントはテンマクデザインのパンダTC+。

ロースタイルのコットだと下に入りませんが、ハイスタイルにするとおさまります。
(コットはWAQの2WAYワイドコット)
高速充電機能:コンセントに差して1時間でフル充電!キャンプに出かける朝にもすぐ充電できる!

BLUETTI EB3Aの充電時間は、使用する充電方法によって異なります。以下に主な充電方法とそれぞれの所要時間をまとめました。
1. AC充電(家庭用コンセント):
・約1時間でフル充電
2. ソーラー充電(200W):
• 約2時間でフル充電
• ※最適な日照条件、適切な角度、低温環境下での目安
3. 車載充電(シガーソケット):
• 12V出力(100W): 約3~4時間でフル充電
⚠️BLUETTI純正のシガーソケット用ケーブルが車種によっては使えないことがある!
筆者はジムニー(JB64)に乗っていますが、純正のシガーソケットケーブルは入りませんでした。
少し太いようです。
サポートセンターに問い合わせたところ、他社製品でも使用できるということなので、適合するか確認してから購入しましょう。
BLUETTI EB3AのAC充電での充電時間を、同等スペックの他社製品と比較してみましょう。以下に、容量が近いポータブル電源の充電時間をまとめました。
製品名 | 容量 | 充電時間 | 充電方法 |
---|---|---|---|
BLUETTI EB3A | 268Wh | 約1時間 | AC充電 |
Anker 521 Portable Power Station | 256Wh | 約2.5時間 | AC充電 |
Jackery 240 New | 240Wh | 約2時間 | AC充電 |
BLUETTI EB3Aは同等容量の他社製品と比べても短時間で充電が完了することがわかります。
ただし、充電時間は使用環境や充電方法によって変動する可能性があるため、製品仕様や公式情報を確認の上、最適な製品を選択してください。
多彩な出力ポート:AC、DC、USB-A、USB-Cポートを備えており、さまざまな機器に対応

BLUETTI EB3Aは、多彩な出力ポートを搭載しており、AC・DC・USB機器を同時に使用可能です。
特に、DC出力は電力ロスが少なく、車載冷蔵庫や小型家電を効率的に動かすのに最適です。
用途に応じて適切なポートを選べば、バッテリーをより長持ちさせることができます!
DC出力(直流出力)とは、直流(Direct Current)電流を供給するポートのことです。
家庭用コンセントのAC出力(交流電流)とは異なり、主に車載機器やUSB機器などで使用されます。
ポータブル電源では、DC出力を使うことでACインバーターを経由せずに電力を供給できるため、エネルギー変換のロスが少なく、効率的に使用できるというメリットがあります。
AC出力(交流出力)とは、家庭用のコンセントと同じ交流電流(AC: Alternating Current)を供給するポートのことです。
ポータブル電源にはACインバーターが内蔵されており、内蔵バッテリー(DC: 直流電流)の電力をAC(交流)に変換して出力します。

AC出力(交流・100V)
• ポート数:2口(標準コンセント)
• 定格出力:600W(瞬間最大出力 1200W)
• 用途:家電(ノートPC、炊飯器、小型冷蔵庫など)

DC出力(直流・12V)
• シガーソケット(12V/10A) × 1口
• 用途:車載冷蔵庫、エアポンプ、LEDライトなど
• DC5521ポート(12V/10A) × 2口
• 用途:ルーター、モバイル機器の充電など

USB出力
• USB-A(5V/3A) × 2口
• 用途:スマホ、タブレット、モバイルバッテリーなど
• USB-C(100W・PD対応) × 1口
• 用途:MacBook、Nintendo Switch、高速充電対応機器

ワイヤレス充電
• 15Wワイヤレス充電パッド × 1
• 用途:ワイヤレス充電対応のスマホやイヤホン

ライトもついているのでちょっと明かりが欲しいときに助かります
DC出力とAC出力の使い分け方
1. DC出力を優先すると電力効率が良い
DC出力は、ポータブル電源の内蔵バッテリーと同じ直流電流をそのまま供給するため、エネルギーロスが少なく効率的です。
→ 可能な限りDC出力を使うことで、バッテリーの持ちが良くなる。
DC出力を使うべき機器
• 車載冷蔵庫(12Vシガーソケット)
• エアポンプ
• ルーター
• USB機器(スマホ、タブレットなど)
2. AC出力は変換ロスがあるが、必要な機器に使う
AC出力を使うと、DC→ACへの変換時にエネルギーのロスが発生(約10~15%)します。
しかし、AC専用の機器(家庭用コンセントを使う電化製品)にはAC出力が必須です。
AC出力が必要な機器
• 炊飯器、電気ポット
• ノートPC(ACアダプター経由)
• 扇風機
• テレビ
• 電動工具
• ドローン充電器
DC出力とAC出力の使い分け
✅ DC出力を使える機器ならDC出力を優先(バッテリー節約)
✅ AC出力は必要な場合のみ使用(変換ロスを抑えるため)
✅ ワイヤレス充電やUSB-C PD(100W)も活用(DC出力の一種で効率が良い)
→ バッテリーを長持ちさせたいなら、できるだけDC出力を活用しよう!
バッテリーの種類:リン酸鉄リチウム電池(LiFePO4)を採用しており、安全性が高く、寿命が長い
リン酸鉄リチウム電池(LiFePO₄バッテリー)は、リチウムイオン電池の一種で、リン酸鉄(LiFePO₄)を正極材料として使用するバッテリーです。
一般的なリチウムイオン電池(NMC:ニッケル・マンガン・コバルト酸リチウム)と比べて、安全性が高く、寿命が長いのが特徴です。
✅ リン酸鉄リチウム電池の優位性(メリット)
1. 安全性が非常に高い
• 熱暴走しにくい(発火・爆発リスクが低い)
• 一般的なリチウムイオン電池(NMC)は、過充電や高温状態で熱暴走(暴発・発火)しやすいが、リン酸鉄リチウムは構造的に安定しており高温でも発火しにくい。
• リン酸鉄の結合が強固で、充放電時に内部構造が崩れにくい。
2. 長寿命(サイクル寿命が非常に長い)
• 充放電サイクルが約2,000~5,000回と長寿命(一般的なリチウム電池は500~1,000回)。
• 1日1回充放電しても約5~10年使用可能。
• 電池の劣化が遅く、長期間の使用でも容量低下が少ない。
3. 高温環境に強い
• 使用温度範囲が広い(-20℃~60℃)ため、冬のキャンプや炎天下の車内でも安定動作。
• 他のリチウム電池は高温になると発火のリスクがあるが、リン酸鉄リチウムは高温でも安定。
4. 大電流放電が可能
• 電動工具やEV(電気自動車)にも採用されるほどの高出力。
• 大きな電流を必要とする機器(電子レンジやドライヤーなど)にも対応しやすい。
5. 環境に優しい
• コバルトを使用しないため、環境負荷が少ない。
• 安全性が高く、リサイクルしやすい。
⚠️ リン酸鉄リチウム電池の弱点(デメリット)
1. エネルギー密度が低い(サイズ・重量が大きい)
• 同じ容量のNMCバッテリーと比べて重く、大きくなりがち。
• 例:同じ1,000Whのポータブル電源でも、NMCは約10kg、リン酸鉄リチウムは約12~15kg。
• 軽量・コンパクトな製品には不向き。
2. 低温に弱い(特に充電時)
• 0℃以下での充電性能が低下(充電できなくなることもある)。
• -10℃以下の環境では、専用の加熱機能が必要な場合もある。
• ただし、放電は低温でも比較的安定している。
3. 価格がやや高め
• 製造コストが高く、価格も高め(ただし、寿命が長いためトータルコストは安い)。
• 最近は量産化が進み、価格差は縮まりつつある。

気温がマイナス10度ぐらいの雪中キャンプで使った時は、スマホ、ライト、アクションカメラのバッテリーを充電していたら翌朝には残量がほとんどありませんでした。いつもなら半分は残っているのに。寒さには弱いのですね。

以前は安価なポータブル電源を使っていましたが、数年で寿命が来てしまいました。
おそらくリチウムイオンだったのでしょう。
購入コストが多少高くても、寿命が長い方が買い替えも減るし、緊急時に使えたくても使えない!ということも減りますね。
🔎 なぜリン酸鉄リチウム電池は安全で長持ちするのか?
1. 熱暴走しにくい構造
• リン酸鉄(LiFePO₄)は強固な結晶構造を持ち、熱による分解が起こりにくい。
• 発火の原因となる酸素が放出されにくいため、過充電や高温状態でも安全。
2. 内部劣化が少ない
• 充放電時の膨張・収縮が少なく、電極が劣化しにくい。
• 長期間の使用でも容量が減りにくい。
3. 安全な電解液を使用
• 他のリチウムイオン電池と比べて、燃えにくい電解液を使用している。
✅ リン酸鉄リチウム電池の強み
• 安全性が高く、発火のリスクが低い
• 長寿命(2,000~5,000回の充放電)で10年近く使える
• 高温環境でも安定して動作
⚠️ リン酸鉄リチウム電池の弱点
• 重量とサイズが大きくなりがち
• 低温環境では充電性能が低下
• 価格がやや高め(ただし長寿命なのでコスパは良い)
BLUETTI EB3Aのようなポータブル電源にリン酸鉄リチウム電池が採用される理由は、キャンプや災害時でも安全に使え、長持ちするからです!
スマート管理:専用アプリでバッテリー残量や充電状態をリアルタイムで確認可能


BLUETTIのポータブル電源は、専用のスマホアプリ(BLUETTI App)と連携でき、遠隔操作や設定変更が可能です。
🔹 BLUETTIアプリの主な機能
1. バッテリー管理(リアルタイム監視)
• 残量確認:ポータブル電源のバッテリー残量(%)をリアルタイムで確認。
• 充放電状態の表示:現在の入力(充電中の電力)と出力(使用中の電力)がわかる。
• 使用履歴のチェック:過去の充電・放電データの確認も可能。
2. 遠隔操作
• AC/DC/USB出力のON/OFF切り替え
→ ボタン1つで出力を制御できるので、不要な電力消費を抑えられる。
• エコモードの設定(一定時間無負荷なら自動で電源オフ)
• ファームウェアの更新(最新の機能追加やバグ修正)
3. 充電モードの設定
• 標準モード(通常の充電速度)
• ターボモード(急速充電を有効化 → 充電時間を短縮)
• 静音モード(充電時のファン音を抑える)
4. 異常通知(アラート機能)
• 過負荷(定格600W超え)や異常発熱などをアプリで通知。
• 低電圧や高温時の警告も受け取れるので、安全に使える。

キャンプをしていてアプリを開いたことは一度もないのですが、ターボモードや異常通知は今後活用したい機能です
🔹 アプリ対応機種
BLUETTI EB3Aを含む、BluetoothまたはWi-Fi対応のBL
2. キャンプでの利用シーン

• 電化製品の使用
小型冷蔵庫、LEDランタン、スマホ、ドローンの充電に活躍
• 調理器具の電源として
電気ケトルや小型のIHクッキングヒーターも利用可能。
ソロキャンプをしている筆者のポータブル電源使用状況
・スマートフォン(2台持ち)
・アクションカメラのバッテリー

スマホとアクションカメラでYouTube撮影をしているので、電気消費量は少し多めです
・LEDライト2台
・扇風機

LEDライトと扇風機は充電式で一晩は十分持ちますが、前のキャンプから充電をし忘れたときにはポータブル電源があると助かります
・パソコン
・iPad
・ポケットWi-Fi

仕事の緊急対応や、たまにキャンプをしながら動画編集をするのでパソコン、iPadは持っていっています。

なるべく電気を使わないキャンプをしているので、ポータブル電源はあくまでも非常用ですが、持っているだけで安心感があります。
真冬のキャンプで電気毛布の導入もできますね。
3. 災害対策としての利便性
地震が多い日本において、災害対策は真剣に考えなくてはいけません。
電源がなくなると生活の質が大きく下がっていくので、ポータブル電源を1つ持っているのは安心です。
• 停電時の緊急電源:スマホ、Wi-Fiルーター、ライト
BLUETTI EB3A(容量268Wh)のような容量が小さいポータブル電源でも必要最低限の電源は確保できます。
スマホは何回充電できる?
BLUETTI EB3A(容量268Wh)を使って、スマホを何回充電できるか計算してみましょう。

あくまでも計算上の充電回数です。
私の経験だと、満充電になってもそのまま挿しっぱなしにしているとバッテリーが消費していきます。
🔹 計算方法
充電回数 = ポータブル電源の容量(Wh) ÷ スマホのバッテリー容量(Wh) × 効率(約85%)
• BLUETTI EB3Aの容量:268Wh
• 電力変換効率:約85%(AC充電時は変換ロスがあるため)
• スマホのバッテリー容量(例)
• iPhone 15:3,349mAh(12.91Wh)
• Galaxy S23:3,900mAh(15.21Wh)
• Pixel 7:4,355mAh(16.47Wh)
🔹 具体的な充電回数
スマホ機種 | バッテリー容量 | 充電可能回数(約) |
---|---|---|
iPhone 15 | 12.91Wh | 約17.6回 |
Galaxy S23 | 15.21Wh | 約14.9回 |
Pixel 7 | 16.47Wh | 約13.8回 |
⚠ 変換効率やケーブルのロスを考慮すると、実際の充電回数は少し減る可能性があります。
🔹 USB-C PD(100W)での急速充電
BLUETTI EB3AにはUSB-C(100W・PD対応)があるので、スマホの急速充電にも対応しています。
特に、iPhoneや最新のAndroidスマホを高速充電できるのがメリット!
まとめ
• iPhone 15なら約17回、Galaxy S23なら約15回充電可能!
• USB-C PDを使えば、急速充電もOK!
• 実際は変換ロスがあるため、記載の回数より少し少なくなることもある。
キャンプや災害時でも、スマホのバッテリー切れを気にせずに使えます!
• ソーラーパネルとの組み合わせ
太陽光発電を活用することで、長期間の電力確保が可能。
4. 容量やスペック
• 容量:268Wh
• 出力:600W(最大1200Wのサージ対応)
• バッテリータイプ:リン酸鉄リチウム(3500回以上の充放電サイクル対応)
• 重量:約4.6kg(軽量で持ち運びやすい)
• 充電速度:
• ACコンセント:約1時間で80%充電
• ソーラーパネル:最大200W入力で高速充電
5.充電できる家電、できない家電
ポータブル電源(600W出力)で使用可能な家電と使用不可能な家電を以下にまとめます。
1. 使用可能な家電(600W以内の消費電力)
• 調理家電
• 電気ケトル(小型タイプ:400~600W)
• トースター(小型:500W前後)
• ホットプレート(小型:400~600W)
• ミキサーやフードプロセッサー(300~500W)
• 電子機器
• ノートパソコン(50~150W)
• スマートフォン、タブレットの充電(10~20W)
• Wi-Fiルーター(10~30W)
• 小型モニターやプロジェクター(50~100W)
• アウトドア用家電
• 小型冷蔵庫/クーラーボックス(40~100W)
• LEDランタンやライト(5~20W)
• その他の小型家電
• 電気毛布(50~100W)
• 小型扇風機(30~50W)
• 電動工具の一部(ドリルや充電器:100~500W)
2. 使用不可能な家電(600Wを超える消費電力)
• 高消費電力の調理家電
• IHクッキングヒーター(1200~2000W)
• 電子レンジ(1000~1500W)
• 炊飯器(700~1500W)
• 冷暖房機器
• エアコン(800~2000W以上)
• オイルヒーター(1000~1500W)
• セラミックヒーター(1000~2000W)
• 大型家電
• 大型冷蔵庫(600~1500W)
• 洗濯機や乾燥機(700~2000W以上)
• 工業用機器
• 大型電動工具(700W以上)
• 高出力の溶接機(1000W以上)
3. ポイント
• 起動時の消費電力: 一部の家電(特に冷蔵庫や電動工具)は、起動時に通常の2~3倍の電力を一時的に必要とする場合があります。この「サージ電力」が600Wを超えると、動作しない場合があります。
• 効率の確認: 消費電力が600Wに近い家電を長時間使用すると、バッテリーがすぐに消耗します。可能であれば、500W以下の機器を中心に使用するのがおすすめです。
BLUETTIのようなポータブル電源を利用する際は、事前に家電の消費電力(W)を確認して、負荷を超えないように使用してください。
6. 総評
BLUETTI EB3Aは、キャンプで電化製品を積極的に使う方には物足りないスペックですが、スマホの充電やLEDライト、アクションカメラの充電、いざという時の電源供給として持つには必要十分です。
災害対策としても数日間のスマホの充電など緊急的に持っておくには最適なポータブル電源です。コンパクトで扱いやすく、充電速度が速くバッテリー寿命が長いため他社製品と比較してもおすすめです。

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