【利尻岳登山】テント泊なら利尻北麓野営場がおすすめ!

ツーリング

簡素ながら清潔で充実した設備のキャンプ場!

利尻岳登山をする多くの登山者は鴛泊の登山口を利用すると思います。

テント泊をするならば登山口の入り口にある利尻北麓野営場がおすすめです。

登山道がすぐなのはもちろんですが、簡素ながら清潔な設備は北海道のキャンプ場の中でも上位に入るのではないかという快適さです。

賑やかにキャンプを楽しむのではなく、登山前後の休息の場としての利用が主な目的になると思いますが、静かにキャンプをしたいキャンパーにもおすすめです。

私はバイクで訪問したのでライダー目線、そして登山者目線での評価をしてみたいと思います。

登山口の入り口にある好立地

鴛泊の町からは少し離れていて、町から歩くと1時間ぐらいひたすら登り坂を登っていくのですがライダーなら問題ありません。

徒歩で向かう場合は必要な食料を事前に町で購入してから行きましょう。タクシーを使っている人もいました。

温泉が近い

鴛泊の町に下って行く途中に利尻富士温泉があります。露天風呂もサウナもあり広い休憩室もあります。

コインランドリーもあるので長期間旅をしている旅人には嬉しいですね。

鴛泊は食事処充実。コンビニも品物豊富です。

鴛泊は食事処がたくさんあるので食べるものには困りません。

コンビニはセイコーマートが1軒あり、広くて綺麗で品物も豊富です。自炊が面倒なら外食やコンビニ弁当で済ませてしまいましょう。

札幌在住の私にとっては珍しくないですが、道外からの旅人にとってはセイコーマートのオリジナル商品は魅力的ではないでしょうか。ちょっとしたお肉や野菜もあるのでキャンプで自炊をすることもできます。

全体図

Google マップと自分の記憶をもとにキャンプ場の全体図を作成してみました。厳密には違うところも多々あると思いますが、参考にはなると思います。

写真も撮影してきたので併せてご紹介します。

  • 管理棟から先はバイク(または自転車)のみ入ることができます
  • バイクの駐車スペースは狭いので大型バイクは少し窮屈です
  • 通路はアスファルトですが傾斜がきついのでバランスを崩して転倒しないように注意
  • サイトは微妙に傾斜があります
  • 芝生のサイトですが、下は砂利が多く固いのでペグが刺さりづらいです
  • 該当は通路に沿って小さな灯りが数カ所あるのみ
  • 焚火、炭火は禁止
  • カラスがいるので食べ物やゴミの管理はしっかりと!
キャンプ場の全体図をイラストで表現してみました。ケビンの場所はよくみていないので配置は適当です。ご参考まで。
右の建物が炊事場、左は管理棟。サイトから炊事場、管理棟を向いた写真です。
管理棟側からサイトを見た写真。バイクを停めるスペースは大型だと少し窮屈です。急坂なので取り回しに自信がない場合は手前の駐車場に停めましょう。
中段のサイト。
管理棟から一番遠いサイト。
通路は舗装されていますが傾斜もコーナーも急です。転ばないように注意。該当は写真右の背の低いものが3つほどあるだけ。夜はかなり暗くなります。

とにかく清潔な設備

管理人さんが綺麗に掃除してくれているのでとても綺麗です。

登山目的で来た人はザックにキャンプ道具を入れてくるので必要最少限の装備で来て、ここの炊事場でご飯を食べている人も多かったです。

水道から出てくる水も甘露泉水から引いているそうです。

綺麗な炊事場。甘露泉水の水が引かれているそうです。ベンチとテーブルもあるのでここで料理をして食事をする人も多かったです。

管理棟内のトイレは水洗で洗浄機付き。

その辺の公衆トイレよりずっと綺麗です。

そして驚いたのが、暗くなって炊事場やトイレに灯りがついても虫がほとんど寄ってきません。私がこれまで泊まったキャンプ場でこういった特殊なライトを使っている場所は記憶になく、こんなに綺麗なキャンプ場はなかったように思います。

灯りに虫は寄ってきませんが、サイトには当然虫がいます。蚊取り線香や虫除けスプレーなどの対策はしてください。

ゴミは分別して回収してくれます。

登山中に利用した携帯トイレも捨てる場所があります。

フリーWi-Fiが使える!

今や旅の途中にSNSに旅の記録をアップロードするのは普通です。暇つぶしでスマホをいじるときにもフリーWi-Fiが使えるのは嬉しいですね。モバイルバッテリーを持参して、バッテリー切れには気をつけましょう。特に登山中にスマホの登山地図アプリを使う方はバッテリー切れは禁物です。

フリーWi-Fiが使えます!これは嬉しい!

基本情報(2021年)

利用の際は利尻富士町のホームページで最新情報を取得してください。

利尻北麓野営場
  • 期間 5月15日〜10月15日
  • アクセス 鴛泊フェリーターミナルから4km(徒歩1時間、車10分)
  • 施設内容 管理棟、駐車場(10台)、テントサイト(60張)、ケビン(4人用・要予約)7棟、炊事場、トイレ、公衆電話、簡易売店
  • 料金 ケビン 5,230円、テントサイト 1人520円(中学生以下300円、小学生以下無料)、オートサイト2,610円(1台1泊)

登山をする人はチェックインの際に登山計画書も提出します

登山をする人はチェックインの際にキャンプ場の利用申込書の他に登山計画書を提出します。

下山をしたら管理棟入り口のポストに下山した時刻を記入して投函します。

清潔な設備に加え管理人さんがとても優しくて、また来たい!と思ってしまうキャンプ場です。

管理人さんはとても親切で、キャンプ場を利用しない登山客とも打ち解けていたので私もそこに混ざって楽しく話をさせてもらいました。

帰る前日、管理人さんが帰る時間には「明日朝の便で帰るの?じゃあ、今日でお別れだね。また来てね!」と言っていただけました。

私が訪問した際は緊急事態宣言中で、島に渡っても歓迎されるか不安でしたが「また来てね!」と言われてとても嬉しく思いました。

大自然に囲まれた静かなサイトに清潔な設備、そして優しい管理人さん。

三拍子揃った素敵なキャンプ場でした。

(2021年9月訪問)

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