【ソロキャンプツーリング】焚火台「笑’s B6君」vs「ピコグリル398」

キャンプアイテム

ソロキャンプツーリングでも優雅に焚火を楽しみたいと思いませんか?
実際にキャンプツーリングで私が使っている焚火台「笑’s B6君」と「ピコグリル398」の紹介とそれぞれの「良いところ」「ちょっと残念なところ」をご紹介していきます。
あなたのキャンプツーリングの仲間に加えるかどうかの参考になればうれしいです。

「笑’s B6君」と「ピコグリル398」

どちらもキャンプ芸人として再ブレイク(?)している「ヒロシ」が愛用している焚火台です。うかつにも私は両方買ってしまいました。
買った順番としては「笑’s B6君」→「ピコグリル398」。
1シーズン「笑’s B6君」を使って、翌年に「ピコグリル398」を買い足しました。

「笑’s B6君」

「B6君」はその名の通りB6サイズのコンパクトな焚火台です。
とにかくコンパクトなので持ち運びが便利です。
ケースに入っている隣にあるのはAmazonのFIRE HD8です。

火を起こすと、サイドの「笑’s」と彫られたところが炎で赤くなっていい感じですね。

スペックは下記の通りです。

◆収納サイズ: 約181mm×122mm×18mm
◆組立サイズ: 約215mm×122mm×165mm
◆重量   : 約50g
◆材料   : 0.6mm厚ステンレス・リベット

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【 笑’s 】焚き火グリル『 B-6君 』
価格:5170円(税込、送料別) (2021/2/12時点)


良いところ

コンパクト

組み立て式になっていて、収納サイズは本当にコンパクトです。
組み立てると強度もしっかりあるので安心です。
長期のツーリングでは毎晩焚火をすることは少ないかもしれませんが、「たまには焚火もしたいな」という時にこれぐらいコンパクトなら荷物にもならないので、「とりあえず持っていくか」ぐらいの気軽さで持ち物リストに追加できます。

固形燃料を使って調理ができる

豆炭を入れていますが、普段はもう少し大きいロゴスのヤシガラでできた固形燃料を使っています。2つあれば十分調理で使えます。

食事が終わったら固形燃料を火種にして焚火を始める、といった具合です。

タープの下でも調理ができる

北海道ツーリングではキャンプの時にラム肉を焼いて食べるのを楽しみにしています。
「いざ焼肉!」と思っても雨や風が強いと炎が上がる焚火ではタープの下でできません。
焼肉の準備しかしてこなかったら食事ができず、コンビニ弁当なんていう悲しい事態になってしまいますよね。
そんな時、この「B6君」だとタープの下でも焼肉が楽しめます。

オプションパーツが豊富

先ほどの写真ではオプションの「グリルプレート」を使っています。こちらは「ステンレスメッシュグリル」です。他にも焼き物と熱燗ができる「ステンレスメッシュ カン(燗)グリル」「耐熱コーティング加工 グリルパン」などがあるので自分のスタイルにあったアイテムを選ぶことができるのも楽しいです。

焚火もそれなりに楽しめる

こじんまりですが焚火も十分楽しめます。
調理も焚火もソロ専用として使うなら申し分ないサイズです。

私はあんまり遅くまでテントの外にいないので、そこそこ焚火が楽しめればいいレベル。

食事の後に短時間で焚火を切り上げるならこのぐらいがちょうどいいかもしれません。

価格が安い

価格は税込で5,170円(2021年1月現在)。
焚火台の中では安いですよね。サラリーマンのお小遣いでも飲み会1回我慢すれば買える価格です。

ちょっと残念なところ

組み立て、片付けがちょっと面倒

どちらも少しコツがいるので、初めて使う時は事前に練習するか、説明書を持参した方が良さそうです。特にロストルの組み立て方法は注意をするように説明書にも書かれています。
ロストルを底面に乗せるのではなくて、浮かせるようにしないと下からの空気が入ってこないということです。

片付けもうまく収納しないとケースに入れづらい時があります。
コツさえ掴めば全く問題ないレベルですけどね。
こういうのを何事もなく組み立てられると手慣れた感じで格好いいです。

小さすぎるかもしれない…

焼き鳥なら3〜4本ぐらい、野菜を載せたらこんな感じです。
お酒を飲みながらちょっとずつツマミを焼くぐらいなら良いのですが、1人前とはいえ焼くのに時間がかかります。
そして肉や野菜がよく落下します。
落ちても3秒ルールが適用できるように、下に何か敷いておいた方が良いと思います。
地面に直接落ちたら土まみれで食べられなくなります。

お腹が空いている時や食事をサッと終わらせたい時には一度に焼ける量が物足りないです。

細くて短い薪しか入れられない

小さい焚火台なのでキャンプ場で売っているような大きな薪は絶対に使えません。
細い薪を買って、半分に切って使うのがちょうど良いです。
ツーリング中にそんな薪を少量だけ手にれるのは難しいです。
私は1泊2日のキャンプツーリングでB6君を使って焚火をすると決めていたら、あらかじめホームセンターで細い薪を買っておいて、使う分だけを持参します。
焚火が上手な人は落ちている枝を使うと良いと思いますが、ちょうど良い枝が見つからなければ焚火は断念せざるを得ません。

火持ちが悪い

細い薪を使っているので仕方ないですが、火持ちが悪く、どんどん薪を入れていかないといけないので「焚火の炎を見ながらゆったりと…」という訳にはいきません。
寒い時に「焚火で暖をとりたい」と思ったらちょっと心細いですね。

手入れが面倒

焼肉をしたら全体が油塗れになります。角の部分などは油と炭の汚れが詰まって掃除が大変です。
家に帰ってから油と炭にまみれた焚火台をキッチンで洗ったら怒られそうです。(幸い私は単身赴任中なのでやりたい放題ですが)

「ピコグリル398」

ケースの下からコードが伸びてる不思議な写真ですが、MacBook Air(13インチ)と同じサイズ、ということで重ねています。B6君よりは面積は広いですが、薄くて軽いです。

スペックは下記の通りです。

◆収納サイズ:33.5cm×23.5cm×1cm
◆組立サイズ:38.5cm×26cm×24.5cm  
◆重量:約 448g(本体)
◆素材:ステンレス

良いところ

コンパクト

B6君よりはサイズが大きいのでバッグの種類によっては収納方法に苦労するかもしれませんが、パニアケースを装備しているバイクなら薄くて曲がりやすいアルミのプレートも曲げる心配がありません。

組み立て、片付けがラク

作りがシンプルなので組み立ても片付けもあっという間です。

使う時は大きく使える

2人でも使えるぐらいの焼くスペースを確保できます。私はバーベキューの時は100円ショップで買った網を使っています。一度、使い捨てのジンギスカン鍋でジンギスカンをやってみたのですが、これはやりすぎでした。鍋のサイズが大きすぎて火が行き渡りませんでした。

太い薪も使えてよく燃える

キャンプ場で購入できる太い薪でもそのまま横たわらせて使うことができます。

この焚火台は薪を組み上げずにそのまま横に並べます。
くの字にへこんだ中央部から風が送り込まれ、両サイドからも風が流れるのでとにかくよく燃えます。

じっくり焚火の世話をしたい人には物足りないのではと思うぐらい燃えてくれます。

キャンプ場で薪を買うと、1人ではかなり量が多いのですが、じゃんじゃん燃やしていけば一晩で使い切れます。
(私は荷物に余裕があれば薪を持ち帰って次回のキャンプで使います)

手入れが楽

作りがシンプルなのでキャンプの翌朝、炭捨て場に灰を捨てて、汚れていたら軽く水で流して終わりです。焼肉をする時も薪が敷き詰められていれば油はねはあまり気になりません。
食事の後に薪を燃やし続ければ燃焼してしまうのかもしれません。

ちょっと残念なところ

焼き網と火元の距離が少し遠い

キャンプ場に早めについてしっかり火を起こしてから食事の準備ができれば良いのですが、ツーリングではそんなに早くキャンプ場につきません。火を起こしたらすぐに食事の準備をしたいのですが、少量の薪で調理をしようとすると網を載せる位置が少し高いので火元との距離がありなかなか焼けません。
私の焚火のスキルがないのが原因だとは思いますが、ちょっとストレスになります。

耐久性は大丈夫?

まだ10回も使っていないのですが、プレートは火事場から持ち出してきたトタンのような姿です。
購入時は平らになっていましたが、折りグセがついた状態になっています。

これでも十分使用には耐えられるので問題はないのですが、ちょっと手先が器用な人なら自作できそうな姿になっています。

作りがシンプルな分、「壊れる」という心配はあまりなさそうで、多少不具合があっても針金で補修するなど工夫して使えそうな気はします。

価格が高い、模倣品がある

販売しているサイトによって値段が12,000〜14,000円と幅があり、コンパクトな焚き火台としては高価ですよね。笑’s B6君が2台買えます。
この商品はAmazonで買うと高いのでお勧めできません。
Picari Outdoor Shopが最安値のようです。
模倣品もあるようなので購入時はしっかりとしたお店を選んでください。

どっちが良いの?

  • ソロで焼肉メイン・ちょっと焚火なら、「笑’s B6君
  • 焚火を豪快に楽しむなら「ピコグリル398

どうでしょう?固形燃料や黒炭で手軽に焼肉を楽しみたいなら笑’s B6、焚火メインならピコグリル398がいいと思います。調理道具としてはガスストーブなども一緒に持っていくでしょうから、長期のツーリングならガスストーブでの調理をメインにしてピコグリル398で焚火を楽しむスタイルが良いのではないでしょうか。

私の場合は寒い時にも焚火を楽しみたかったので、焚火メインで考えると笑’s B6君では役不足なところがありピコグリル398を追加で装備に加えました。

どちらのコンパクトなので両方持っていく、というのもアリだと思います。
私は1泊2日でキャンプメインでツーリングに出かける時は両方持っていって、笑’s B6君で料理をしながらピコグリル398で焚火をして、お湯を沸かすのはガスバーナー、ご飯を炊くのは固形燃料を使うエスビットにメスティンを使っています。(ここまでフル活用する機会はあまりないですが…)

自分の理想とするキャンプツーリングスタイルに合わせて道具もあれこれ思案しながら過ごす時間も楽しいですよね。

焚火はマナーが大事です。炭が地面に落ちないように耐熱シートを敷いたり、決められた場所に灰を捨てるなど、ルールを守って焚火を楽しみましょう!

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