ジムニーJB64にPivotのスロコン「3Drive-Evo」を付けたら走りが変わった!

バイク

納車1週間後の最初の「走り改善系」カスタム

クルマの走りを改善するカスタムなんて今までやったことがありません。

でも、ジムニーは街乗りでもう少しキビキビ走ってほしい!

長い坂道も息切れしないで頑張ってほしい!

そんな思いで、車内のアクセサリーを一通りそろえたあと、走りを少し良くしたいと思いました。

なぜ新型ジムニーは遅い?

ジムニーはもともと速いクルマではありませんが、新型のJB64は特に遅くなったといわれています。

理由はこの新型からアクセルが電子制御されたからということです。

アクセルペダルを踏むと電子制御によってスロットルの開度をコントロールされてしまうのです。

いわゆる「スロットルバイワイヤ」というやつで、多くのクルマやバイクに採用されています。

「スロットルコントローラー」でアクセル開度をコントロールする

この制御を調整してくれるのが「スロットルコントローラー」。

エンジンがパワーアップするわけではないのですが、アクセルペダルを踏んだ時の反応が良くなればパワー不足のストレスも解消されるということです。

Pivot 3Drive Evoを導入!

スロットルコントローラー(スロコン)は色々なメーカーから販売されていますが、私はPovotというメーカーの「3Drive Evo」という商品を選びました。

こちらを選んだのは主に3つの理由があります。

多くのYouTuberが紹介していて高評価だった

「ジムニー スロコン」で検索すると、3Drive Evoの紹介動画がたくさんでてきました。

取り付け動画や詳しいレビューを確認することができるので、安心して買うことができました。

取り付けが簡単。自分で取り付けられる

クルマの電気系を触ったことが無いので、取り付けが簡単なのはとても助かります。

アクセルペダルの根元についてるアクセルコネクターというところに、別売りの車種別専用ハーネスを介して本製品を取り付けて設定をするだけです。

価格が安い

価格が安いのも魅力です。

十分な機能でほかのスロコンに比べて安価で買えます。

取り付け簡単!コネクターを外すのはコツが必要

取り付けには本体のほかに専用ハーネスの購入が必要です

本体の内容物はいたってシンプル。

本体と説明書と両面テープとバンド。

本体は軽くて、こんな小さい箱をつなげるだけでジムニーの走りが変わるのかと疑ってしまうほどの軽さです。

スロコンを取り付けるには本体とは別に車種別のハーネスを購入する必要があります。

ジムニー(JB64)には「TH-2C」というタイプのハーネスが必要です。

説明書の取り付け図がシンプルすぎます

説明書の取り付け説明は図が1つ書いてあるだけ。

アクセルコネクターに接続する図なのですが、クルマに詳しくない私はそもそもアクセルコネクターがどこにあるかわかりませんでした。

この説明書だけで取付作業をしていたら、説明書を読む段階で途方に暮れていたことでしょう。

しかし、今はYouTube先生がいます。

説明書を見る前に、YouTubeで取り付け解説動画をさんざん見てきたので、逆に説明書が要らないくらいでした。

取り付ける前に必ずYouTubeで取り付け方法を勉強することを強くお勧めします。

取り付け前にエンジン切って、窓開けて15分待つ

これはあまりYouTubeで解説している人を見なかったのですが、取り付け前には①Pレンジにする→②パワースイッチOFF→③ドアを開け15分以上経過の手順を踏む必要があります。

設定に必要な手順は忠実に従います。

アクセルコネクターの取り外しにコツがある

YouTubeを見て、アクセルコネクターの位置はわかりました。

アクセルペダルの根元にあります。

ライトを当てないと見えません。矢印と〇で囲んだ部分はコネクタとの接続部分。

見切れていますが、画像の上の部分がコネクタです。

コネクタはそのまま引っ張っても抜けません。

矢印のあたりを強くつまむと少し凹む部分があるので、そこをつまみながら引き抜きます。

つまむ部分を見つけられれば比較的簡単に抜けるのですが、見つからないと苦労します。

奥まった部分にあるので、ノールックで作業をすることになります。

無理やり抜かないように気を付けましょう。

抜けました。

抜けたら専用ハーネスでアクセルペダル側と車両本体をつなぎ、スロットルコントローラー本体ともつなぎます。

接続部分はわかりやすく、接続が間違えなければ力を入れずに接続できます。

本体の取り付けはエンジンスタートボタン下にしました

スロコン本体の取り付け位置は「ハンドルの後ろ」「エンジンスタートボタンの下」「運転席の左側」が検討できますが、私は「エンジンスタートボタンの下」に決めました。

「ハンドルの後ろ(メータの前)」はすでにナビのマイクが付いていたので付けられません。

ETCの取り付け部分があるのですが、なぜか私が買った車屋さんはETCをグローブボックスの中に取り付けたので、ETCカードの取り出しで本体が干渉するような心配もありません。

「運転席の左側」は運転姿勢で確認すると、私は視界に入りませんでした。

真夏なのでおじさんの足がすみません…。

見え方については身長によっても違うので実際に取り付けたい部分に当ててみて確認をしてください。

初期設定も簡単

取り付けが終了したら初期設定をします。

説明書通りに手順をたどれば2~3分で簡単に設定できます。

手順

説明書に書いてある手順です。画面表示など詳しくは説明書を見ながら設定を行ってください。

①エンジンスタートボタンを2回押す(エンジンはかけない)

②SETスイッチを押し続け、表示を0にする(5からカウントダウン開始して0になる)

③表示0でSETスイッチを離す

④SETスイッチを押す

⑤アクセルを目いっぱい踏む(べた踏み)

⑥アクセルをべた踏み状態でセットスイッチを押し続ける

⑦表示が0になったらアクセルを離す

以上で設定は終了です。

3Drive-Evoの機能と特徴

3つのモード、合計17段階の調整が簡単にできる

3Drive-Evoにはエコモード、レスポンスモード、パワーモードがあり、エコモード、レスポンスモードは5段階、パワーモードは7段階に調整できます。

それぞれのモードはMODEボタンを押して変更、調整はSETボタンを押して変更します。

MODEボタンはノーマル状態からエコ→レスポンス→パワーになり、もう一度MODEボタンを押すとノーマルに戻ります。

家族で同じクルマに乗るときも好みに合わせて簡単に設定を変更することができます。

エンジンを切って、再びエンジンを始動すると最後にセットしたモード、強度になっています。

アクセルを踏むとアクセル開度が表示されます

アクセルを踏んでいない状態では設定しているモードが表示され、アクセルを踏むとアクセル開度がパーセンテージで表示され、どのぐらいアクセルを踏んでいるか数値で把握することができます。

各モードのレスポンスと燃費の変化

販売元のPivotのホームページによると、エコモードはレスポンスが鈍くなるけど燃費が良くなり、レスポンスモード、パワーモードではレスポンスが良くなるけど燃費が悪くなる、ということです。

実際に運転してみた感想

街乗りで走り出しのストレスがなくなりました

燃費との兼ね合いも考えて、ベースは「レスポンスモード」3で走っています。

加速の勢いが明らかに良くなりました。

街乗りではストレスを感じることがほとんどありません。

アクセルを踏んでから、ググッと加速していく感じです。

乗り始めてわずか1週間後ですが、これは早めにつけておいてよかったと思います。

力不足感はそれほど解消されません

アクセルの反応は良くなりましたが、エンジンのパワー自体が上がっているわけではないのでパワー不足が解消されたわけではありません。

長い上り坂や急な上り坂ではアクセルを強めに踏んでもなかなか上ってくれないことはよくあります。

パワーアップを期待するアイテムではないので、基本的なジムニーのモタモタ感は楽しんでいきながら乗っていきます。

コスパ良く、お手軽なのに走りの変化を実感できるおすすめアイテムです!

私はスロットルコントローラーを取り付けて大正解です。

のんびり走るタイプで、機敏な走りを求めていませんが、走り出しがスムーズになるとストレスが軽減して気持ちにゆとりが出てきます。

カスタムをしたことが無い方も、スロットルコントローラーは一度試してもいいと思います。

自分に合わなければボタン一つでノーマルモードに戻せるし、取り外すのも簡単です。

興味がある方は一度お試しください。

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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