スマホ、インカム、アクションカメラなど、バイクツーリングで使うモバイル機器は何かと多いですよね。
スマホをナビとして利用するとスマホのバッテリーは日帰りツーリングでも足りません。
バイクから給電していても、ケーブルの接続不良でいつの間にか充電できていない、雨の時に電源が使えないなどツーリング中はトラブルはつきものです。
そこで活躍するのがモバイルバッテリー。
特に、数日間のキャンプツーリングではバッテリーを充電する場所が少ないので、モバイルバッテリーを持っていくことが欠かせません。
札幌在住で週末になると1泊〜3泊のキャンプツーリングに出かけている私の実体験をもとに、モバイルバッテリーについて考察しています。モバイルバッテリーを上手に使いこなせば、数週間のキャンプツーリングでも充電問題で困ることは無くなります。
是非、最後までお読みください^ ^
結論!モバイルバッテリーは「10,000mAh以上」を「2個持ち」が正解!
私が導き出した結論は「モバイルバッテリー2個持ち」です。
できれば10,000mAh以上のモバイルバッテリーを2個持つことをお勧めします。
ツーリング中は常にモバイルバッテリーを1個充電しながら走っていればモバイルバッテリーが電池切れになることはありません。
キャンプの時にモバイルバッテリーを2つ使っても充電しながら走れば安心です。
大容量のモバイルバッテリー1個持つより効率的に使い回すことができます。
必要なバッテリー容量は?
自分の持っているガジェットでどのぐらいのバッテリー容量が必要なのかを確認しておく必要があります。
スマホ、インカム、アクションカムなどツーリングで持っていくガジェットのバッテリー容量を確認してみましょう。
参考までに、私が持っている機器のバッテリー容量は次のとおりです。
ガジェット | 機種 | 容量 | 使用状況 |
スマホ | iPhone XS | 2,716mAh | ナビで常時使用 |
スマホ(会社貸与) | iPhone SE第2世代 | 1,821mAh | 緊急時のみ使用 |
インカム | SENA SMH5 | 推定500mAH? | ほぼ常時使用 |
アクションカメラ | SONY HDRSA300 | 1,240mAh | 撮影で使用 |
タブレット | iPad第9世代 | 8,686mAh | キャンプで使用 |
モバイルWi-Fi | Galaxy 5G Mobile WI-Fi | 5,000mAh | キャンプで使用 |
ワイヤレスイヤホン | ANKER soundcore LIFE P3 | 863mAh | 本体+ケース |
合計 | 20,826mAh |
他にも一眼カメラを持っていくことがありますが、バッテリーを2個持っているし、写真だけなら数日使ってもバッテリー切れはないのでカウントしていません。
iPad関連としてはスタイラスペン、小型のキーボードなども必要になります。
バッテリーの消費状況は
ツーリング中に常に使っているガジェットは電力消費が多いので頻繁に充電が必要になります。
スマホ
ナビとして利用しているスマホは走行中、常時バイクにつないでおかないと日帰りツーリングでもバッテリーが無くなってしまいます。
会社貸与のスマホは緊急時や発信用で使っているので、仕事の連絡がなければそれほど消費しません。
インカム
インカムは2015年に買ったモデルなので正確なバッテリー容量がわかりません。
丸2日使うとバッテリーが無くなります。数日間のツーリングの時はバッテリーをもたせるために使わない時間が多いです。
北海道は街を抜けてしまえば道が単純なのでナビの音声を聞かなくても走れます。
眠くなった時にオンにしてスマホから音楽を流して聴いています。
アクションカメラ
フル充電で1時間ぐらいしか撮影できないので、たくさん撮影したい場合はモバイルバッテリーにつなぎながら使用しています。
モバイルバッテリーに繋いでいないとヘルメットに装着して撮影しているので、いつの間にかバッテリー切れを起こしていて撮影できていないことがよくあります。
タブレット
タブレットはキャンプの時に映画を見たい時に持っていきます。電波が届かないキャンプ場もあるので観たい映画を自宅でダウンロードしていきます。
モバイルWi-Fi
長時間使用できるモデルを選んだので、仕事の時に朝からずっと電源を入れていても50%ぐらいしかバッテリーが減りません。
連続通信時間は約1,000分、連続待受時間は約790時間でとても長持ちします。
イヤホン
イヤホンは完全ワイヤレスイヤホンです。ケースで充電しながら使えば35時間再生できるようです。
キャンプで使う程度なので予備で有線のイヤホンがあれば安心です。
最適なモバイルバッテリーの容量
日帰り〜1泊なら10,000mAh
2泊以上なら20,000mAhあると安心
日帰り〜1泊
ツーリング中にバイクからスマホへの給電ができて、アクションカメラを頻繁に使わないのであれば10,000mAhもあれば十分です。
アクションカメラで動画を長時間撮影する場合は、モバイルバッテリーに接続しながら使用するのでかなりバッテリーを消費します。
1泊の場合はインカムの使用時間を節約するなど省電力を心がけると安心です。
2泊以上
2泊以上ならモバイルバッテリーを1台、ツーリング中に充電しながら走りましょう。
シガーソケットに接続するUSBは2口あるのが理想です。
バイクの電源についてよくあるトラブル
バイクから給電できる環境であっても、状況によって給電できないケースがあります。
そんな時のためにもモバイルバッテリーは重要です。
雨が降っている時
バイクのタイプにもよると思いますが、私が乗っているアフリカツインはシガーソケットが剥き出しで水が侵入してしまうため雨の日は使えません。
スマホのナビは使いたいのでその場合はモバイルバッテリーから給電しながらスマホを使用します。
こうなると日帰りや1泊のキャンプツーリングでもモバイルバッテリーの消費は大きくなります。
シガーソケットが水の侵入を防ぐ場所にあっても、ケーブルから水が伝ってくる可能性もあるので、スマホをナビとして使用する場合は防水ケースに入れていたとしてもケーブルから伝わる水は気をつける必要があります。
ケーブルの接続不良
バイクの振動のせいか、バイクからスマホに給電をしていてもいつの間にか充電がされていないことがあります。
1日のツーリングが終わってキャンプ場に到着した時にスマホのバッテリーが枯渇していると、キャンプ中にスマホの充電が必要になります。
おすすめのモバイルバッテリー
ツーリングに持っていくモバイルバッテリー選びで気をつける点は2点あります。
一度に2台以上充電できる
USB端子はUSB-A、とUSB-Cがあると便利
一度に2台以上充電できる
キャンプ中に充電したいものは、スマホ、アクションカメラ、インカムなど複数あるので少なくても2台以上は一度に充電できるモバイルバッテリーが便利です。
そういう意味でも、モバイルバッテリー2台持ちは便利です。
USB端子はUSB-A、とUSB-Cがあると便利
最近ではUSB-C to Cのケーブルが増えてきましたが、まだまだUSB-Aのタイプも少なくありません。
モバイルバッテリーに接続する側の端子をどちらかに統一できるのが理想ですが、両方のタイプがあると便利です。
急速充電するには急速充電に対応したモバイルバッテリーになりますが、その際はモバイルバッテリーに接続する側の端子がUSB-Cであることと急速充電に対応したケーブルが必要です。
おすすめのモバイルバッテリー
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W
USB-CとUSB-Aの端子があり10,000mAhの容量があります。価格も手頃なのでおすすめです。
ANKERは人気のモバイルバッテリーブランドです。
大容量でコンパクトなモデルが多いので、このモバイルバッテリー以外でも選択肢は多いです。
CIO SMARTCOBY Pro 30W
パススルー充電ができるのが嬉しい!
国内メーカーで、コンパクトかつ大容量、急速充電ができるモバイルバッテリーとして話題のCIOのモバイルバッテリーです。
USB-CとUSB-Aの端子が1つずつついています。
ツーリングをしていて嬉しい機能が「パススルー充電」機能です。
バイクにSMARTCOBY Pro 30Wを接続しながらSMARTCOBY Pro 30Wを経由してスマホを充電することができます。
パススルー充電をするとモバイルバッテリー本体が熱くなる傾向があるので、真夏のツーリングでは注意が必要です。
かなり小さいので普段の通勤、通学の際に持ち歩くにも便利なので、普段使いと兼用するにはいいですね。
大容量ポータブルバッテリーはツーリングで使えるか
4日間のキャンプツーリングの際に、42,000mAhのポータブルバッテリーを使ってみました。
災害時の非常用バッテリーとして購入したもので、コンセントも差し込めるものです。
結論としては、こんなに大きなポータブルバッテリーを持っていくならモバイルバッテリーを数個持っていった方がいいです。
機種にもよるのですが、私が持っているポータブルバッテリーはスイッチがいくつかついていて、走行中にそのスイッチが押されているらしく、使おうと思ったらバッテリー容量が無くなっていて使い物にならなかったことがあります。
車でキャンプをする時なら便利だと思いますが、バイクツーリングの時は不向きだなと感じました。
まとめ
この記事では、キャンプツーリングに出かける時に持っていくモバイルバッテリーの最適解についてご紹介しました。
・モバイルバッテリーは「10,000mAh以上」を「2個持ち」
・一度に数台充電できるモバイルバッテリーがおすすめ
・雨の日や接続不良によりツーリング中にバイクから充電できないケースを想定しておく
大容量のモバイルバッテリーでも5千円を切る価格の商品が多いので手軽に買えるのが嬉しいです。
モバイルバッテリーは消耗品なのであまり高価なモデルを買う必要もないので、手軽に使えるものを選びましょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になることがあれば嬉しいです^ ^
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