Amazonのタブレット、Fire HD8を購入しました。
1ヶ月使っていますが普段使いにも、旅行にも、ツーリングの時にも活躍してくれそうです。
Amazon Fire HDシリーズとは?
AmazonのタブレットにはKindleシリーズとFire HDシリーズがあります。
Kindleは読書専用。Amazonのサイトで電子書籍を購入して読みます。
Fire HDシリーズは電子書籍も読めますが、Amazonプライムの各サービス(ショッピング、ビデオ、ミュージック、Kindle(電子書籍)を利用することができ、インターネットやメール、その他専用のアプリを使うことができます。(インターネットに接続できる環境が必要です)
Amazon Fire HDは7種類
Amazon Fire HDは7種類ありますが「キッズモデル」が3種類あるので、”大人は”実質的に4種類の中から選びます。サイズの違いでFire HD7、Fire HD8、Fire HD10があり、Fire HD8はさらにFire HD8Plusがあります。数字は画面の大きさ(インチ)です。
Fire HD8と8Plusの違い
Fire HD8とFire HD8Plusの基本スペックはほぼ同じなのですが、以下の赤字の部分が違います。
Fire HD8 | Fire HD8 Plus | |
価格 | ¥9,980 〜 | ¥11,980 〜 |
ディスプレイサイズ | 8インチ HD | |
解像度 | 1280 x 800 (189ppi) | |
プロセッサ | クアッドコア2.0GHz、2GB RAM | クアッドコア2.0GHz、3GB RAM |
オーディオ | Dolby Atmos、デュアルステレオスピーカー マイク | |
Alexa搭載 | Alexa搭載。ハンズフリーモード対応 | |
ストレージ | 32/64GB | |
USB | USB-C (2.0) | |
microSD |
あり 1TBまで対応 (別売) | |
カメラ | 2メガピクセルフロントカメラ、 リアカメラ +720pHDビデオレコーディング |
|
wifi | デュアルバンド a/b/g/n/ac ※wifi 6(802.11 ax)は非対応 | |
バッテリー | 最大12時間 | |
サイズ | 202 x 137 x 9.7mm | |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 ※専用充電スタンドは別売り |
重量 | 355g | |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト | スレート |
8Plusの方が「頭が良くて」「ワイヤレス充電ができる」ということですね^ ^
この2つの要素で価格が2,000円差なので通常料金で買うなら8Plusがいいでしょう。
(「通常料金なら」というところがミソです。定期的なAmazonのセールで機種によって割引価格が違うので、セールの時は価格差が広がる場合があります。)
Fire HDを買った理由
スマホの性能が高いのでタブレットには興味がなかったのですが、以下の理由でFire HDを買いました。
紙の本を増やしたくない
紙の本で40年以上生きてきたので抵抗はあったのですが、経済的視点や脳科学的な視点で紙の本を持つことによって2つのデメリットがあると指摘されています。
- 自宅の一角が本で埋まる→本を置くために家賃や住宅ローンを払っていることになる。
- 本を片付けることがストレスになる→小さな選択の連続は脳が疲労するのでその原因は減らしていく方がいい。
なるほど。確かに本がなければスペースを広く使えるし、読まない本を片付けなければいけないというストレスがなくなるのもいいですね。本は一度読んだら2度と読まないのに意外と捨てられないものです。
iPhoneではKindleの書籍で読めないものがある。文字も小さい。
iPhoneにもKindleのアプリがありますが、全ての書籍を読めるわけではありません。
また、文字も小さいので中年には少し辛いです。
電子書籍の方が紙の本より安い
多くの場合、電子書籍で買った方が紙の本より安いです。
本をたくさん読む人はこの差額でタブレット代金の元が取れてしまうのではないでしょうか。
さすがにiPadぐらいの金額ならなかなか元が取れないかもしれませんが、FIre HDの価格なら費用回収までそれほど時間がかからなそうです。
移動中やツーリング中に読める本を数冊準備したい、Amazonプライムビデオを見たい
私は単身赴任中なので1〜2ヶ月に1回、東京〜札幌間を移動します。
ツーリングは基本的に一人なのでキャンプの時に時間潰しがしたくなる時があります。
その際に本を読みたい時もあるのですが、その時の気分で読みたい本は違うし、本を持っていないときに本屋で探すのも面倒です。
タブレットに日頃から気になっている本を数冊、ジャンルを変えて持っていればいつでも好きな時に気分に合った本を読むことができます。
本を読む気分じゃなければAmazonプライムビデオを見て過ごすこともできます。
Kindle unlimitedで読める無料の本がある
本を読む習慣がない人の中には、本の価格と自分の興味が湧いている度合いを天秤にかけて「ちょっと読みたい内容だけど高いな」と思うことがありませんか?私はそうです^ ^
でも、月額990円でKindle unlimitedに入ると無料で読める本が豊富にあります。興味がある本を「とりあえず読んでみるか」と気軽に読めるようになり、結果的に多読が可能になります。
そしてライダーにとっては嬉しい「BikeJIN(培倶人)」「Motorcyclist」「RIDERS CLUB」が無料で読めるので、これだけでも月額990円の元は取れてしまいます。(それぞれ本屋で買えば800円ぐらいします)
8Plusじゃなくて8を選んだ理由
Amazon初売りセールで8だけ安かったから
最大の理由はこれです。2021年1月の初売りセールで、8だけ価格が下がっていて私が購入したストレージ32GBのモデルは本体価格6,313円(カバーとセット価格9,460円)でした。
単体だと3,000円引きだったはずです。
残念ながらその時のセールでは8Plusはセールになっていなかったので、価格差が5,000円に広がっていました。
性能差は気にしない
色々なレビューを見ましたが、「8Plus」のプロセッサが2GBから3GBに上がったことについて、元々8や旧世代を持っていると「早くなった」と感じるようですが、それでもスマホのスピードには及ばないということでした。
そうなるとFire HDとしては早いけど、ずっと使っているスマホから比べるとストレスを感じるなら多少スペックが上がっても意味がない、と考えました。
それに、Fire HDの主目的は①電子書籍を読むこと、②Amazonプライムビデオを見ること、なのでどちらも自宅でのんびりダウンロードして出かければいいだけです。
私が購入した際は8Plusは値引きされなかったので全く検討の余地はなかったのですが、2,000円差であってもコスト重視で8を選んだかもしれません。
ワイヤレス充電はいらない
そもそもスマホに対してもワイヤレス充電の重要性をいまだに感じず、iPhoneがワイヤレス充電可能になった今もワイヤレス充電器を買っていません。
充電しながら手に持って使うことができないからです。
ワイヤレス充電の方がスマートだし、充電コードが切れにくいというメリットはありますね。
1ヶ月使ってみた感想
実際に使用を始めて1ヶ月が経ちましたが、使用感も踏まえてコスト重視で「8を選んで後悔は無かった」(わざわざ8Plusにする必要はない)と言えます。
こんなシーンで使っています
自宅での読書
元々のメインがこれだったので読書で使うことが多いです。
Kindle unlimitedの無料で読める本の中からなんとなく気になった雑誌やビジネス本、漫画などを適当にピックアップして読んでます。
無料の本は一度に10冊しかダウンロードできないので読み終わった本はどんどん削除していきます。無料だから未練がなくていいです。
本屋さんでベストセラーとして並んでいる本も無料になっている場合もあり、かなりお得感はあります。
本を選ぶ時も書店で買う場合は吟味するのに時間がかかり、結局疲れて買うのをやめてしまうケースも多いですが(選択による脳の疲労ですね)、自宅に書店があるようなものなので(しかも一部は無料で読ませてくれる)読書に対するハードルはかなり下がりました。
また、本はダウンロードしているので、当然ですが読書の際にタブレットの基本性能の差は全く関係しません。8でも8Plusでも読書の快適さは全く変わらないという事ですね。
キッチンでYouTubeを見る
意外に使えたのがキッチン。
Fire HDでYouTubeを見ながら料理をしていると料理も飽きません。
YouTubeは専用のアプリがダウンロードできないのですが、インターネットのブラウザで問題なく快適に観ることができます。
普段料理をしてくれている奥さんにFire HDをプレゼントする、というのもいいかもしれません。
仕事中のランチタイムに
ランチは一人の時が多いのですが(単身赴任なので常に食事はひとりですが)、時間潰しにスマホでSNSをなんとなく見ているよりも有益な時間が過ごせます。wi-fi環境が整っているレストランに行けばYouTubeもスマホより大きな画面で観ることができますし、事前に自宅でAmazonプライムの映画などをダウンロードしておけばランチタイムがあっという間に終わりますね。
スポーツクラブで
ランニングマシンやエアロバイクに乗っている時に使っています。
読書だったりYouTubeだったり、気分に応じて観るものは変えています。
スマホだと少し画面が小さくて見づらいですが、8インチの画面だとだいぶストレスは減ります。
筋トレ動画なんかを見ているとトレーニングのモチベーション上がりますね!
買ってよかった!
やっぱり本をたくさん読めるようになった。
新しいおもちゃ(Fire HD)を手に入れたからということもあるかもしれませんが、読書量は格段に増えました。特にビジネスや経済関係の本など自己啓発的に読んでみたいジャンルの本で無料のものをどんどんダウンロードして読んでいます。電子書籍の中には読む価値が低い書籍もあるのですが、そういったものはそのまま削除してしまえるので気軽に読書ができます。
雑誌や漫画についてもちょっと興味がある本を迷わず読める、というのは期待していた以上の効果があります。
たくさんの本を持ち歩けるのは多読につながる
紙の本なら「これが読み終わったら次」となるので、その本を読む気分にならないとなかなか次の本に進めません。一度に数冊持ち歩いて気分に応じて読み分ける、というのもあまり現実的ではないのですが、電子書籍ならそれができます。
文字情報と動画・音声情報を使い分ける
文字で情報を得たいときは読書、読書が疲れるな、と思うときはYouTubeなどで同ジャンルの動画を検索して観ています。特に難しいテーマや自己啓発的なものはYouTubeでもたくさん紹介されているので、YouTubeを観て本を読んでみたくなった、という流れも少なくありません。
メディアを組み合わせて活用できるのもFire HDの魅力かもしれません。
タブレットとしての基本性能は期待しない
事前にネットで利用者のレビューをたくさんみていたので「こんなはずじゃなかった」という点は今のところありません。「やっぱりこんなものね」という印象です。
処理速度が遅い→Fire HDでサクサク検索を求めない
私は機械音痴なのでプロセッサの性能は数値を見ただけではわからないのですが、スマホに比べたら格段に処理速度は遅いです。
でも、優秀なスマホがあるのでFire HDに素早い反応は求めていません。
Fire HDの主目的は①電子書籍を読むこと、②Amazonプライムビデオを見ること、です。
これができていれば文句はありません。
利用目的と本体の価格をちゃんと念頭に置いておけば、価格と比例する基本性能について不満を言っても仕方がないことです。
詳しい人が細かいことを比較していますが、クルマやバイクの性能をプロがレビューするのと同じですね。
「タイヤの地面への接地感がいい」とか「加速がシルキー」とか言われても、実際に自分が乗っていたらわからないことも多いし、たくさんのクルマやバイクを乗り比べている訳ではないので、そもそも違いがわからないのです。
操作性が悪い
Fire HDにはAmazon関連のアプリがあって、ホーム画面もそれらのアプリがすぐ見られるようになっているのですが、操作性がとても悪いです。
「検索しづらい」というのが一番のデメリットでしょうか。
あと、「戻る」ボタンはあるのですが、「進む」ボタンがないので画面を一度戻した後に戻す前の画面に帰ろうとしても帰れません。これが結構ストレスです。
私は検索はiPhoneでして、出てきた検索結果をFire HDに打ち込む、という周りくどい作業をする時があります。
ちょっと重い
普通に座ってFire HDを持ちながら読書をするのは問題ないですが、だらだらと横になりながら読書をするには少し重たいかもしれません。
そんな格好で読書をしているタブレットを持つ腕より先に首とか肩とか節々が痛くなるのでなるべく変な姿勢で読書をするのは避けるようにしてるので大きな問題にはなっていませんが…。
これから使いたいシーン
帰省の移動中
Fire HD8を手に入れてからまだ帰省していないのですが、帰省の電車、飛行機の中で読書や映画鑑賞をしたいと思っています。特に飛行機の中での映画鑑賞が楽しみです。
キャンプツーリングでも使えるはず!
バイクブログでこの記事を書いたのは、ツーリングで使える!という事を伝えたかったらかです。
キャンプツーリングではこれまで紹介してきたメリットの他に、次の点もメリットになると思っています。
本を読むのにライトがいらない!
紙の本なら夜の読書では灯りが必要ですが、電子書籍なら灯りが不要です。
キャンプではライトでも無駄に電池を消耗したくないので、これはかなりメリットになるはずです。
スマホからデザリングすればネットが使える!
Fire HDの基本用途はダウンロード済みの書籍や動画の閲覧なのでわざわざFire HDにスマホからデザリングしなくてもいいかもしれませんが、もしこれによってスマホのバッテリー消費量が抑えられるなら是非活用してみたいです。
スマホはナビで使ったり、いざというときのための生命線なのでできるだけバッテリーは温存しておきたいです。移動中はバイクから給電しますが、キャンプ中はモバイルバッテリーを使いますが常時充電とはいかないので、是非これは次のシーズンで検証してみたいところです。
万が一壊しても諦められる価格!
実際に使っている時のメリットではないのですが、キャンプツーリングでは普段よりもタブレットを壊してしまう可能性は高そうです。
そんな時に高価なiPadだったら立ち直れないし、そもそももったいなくて持っていけないかもしれませんが、Fire HDの価格なら壊れても「仕方ない」で済みそうです。
ただし、大事なデータを失わないようにmicroSDを外部ストレージとして利用するなどの工夫は必要です。
【まとめ】使用目的が明確なら、コスパ最高のタブレット
Fire HDは「特化型」タブレットなので、多くのことに期待してはいけません。
- 紙の本でスペースをとりたくない。
- 多くの本を読んでみたい。
この目的が達成できるという事で、
- タブレットとしての高性能は求めない。
- 必要最低限の機能を高コスパで手に入れる。
こういった事を求めている人にはベストな選択です。
端末価格からすれば非常に満足度の高い買い物になると思います。
購入を検討しているなら、Amazonのセール時期を狙いましょう。
さらにAmazonギフトカードを買った方がお得ですし、クレジットカードのポイントをAmazonギフトカードに交換できるカードも多いので、たまったポイントを価値あるものに交換したい人にもいい買い物だと思います。
以上、Amazon Fire HD8の紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございます!
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