車検やメンテナンス内容について細かい説明をしてもらいました
車検のために愛車を預けてから2週間、待ちに待った受け取りの日を迎えました。
受け取りの際に細かくメンテナンス内容を聞いたので、私の少ないバイク知識でも分かったことをご紹介していきます。
車検はバイクの健康診断
車検はそれぞれの項目が定められた値をクリアしているかをチェックする、健康診断のようなものです。
メカニックが1つ1つ読み上げて丁寧に説明をしてくれたので安心。お医者さんから健康診断の結果を聞いている気分でした。
チェック項目
- 制動力(ブレーキ)
- 前照灯(ライトの明るさ)
- 前部霧灯(フォグランプの明るさ)
- 警音器(クラクションの音の大きさ)
- 速度計の誤差
- 定常走行騒音
- 指示計の振れ
- 排気騒音
- タイヤの振れ
- CO(排気ガス濃度・一酸化炭素)
- HC(排気ガス濃度・炭化水素)
- 目視等による検査(項目多数のため割愛)
細かいところはわからないので全てはご紹介できませんが、いくつかピックアップしてみます。
前照灯(ライトの明るさ)
明るさの単位はcd(カンデラ)というそうです。車検では15,000cd以上の光度が必要だということです。
私のアフリカツインは64,000cdという検査結果でした。
メカニックからは「さすが新しいバイクだから明るいですね」という評価でしたが、私は乗っていてそれほど「明るい!」と感じてはいません。
速度計の誤差
速度計の誤差は「+2.2km/h」でした。これはタイヤの厚さによって誤差が生じるのかもしれません。タイヤが摩耗していったらまた誤差が出てくるのでしょう。
排気騒音
マフラーを純正のものから交換していると気になる項目です。
騒音規制値はバイクの製造年で変わるようですが、私のアフリカツインは2016年モデルなので、2014年以降の基準ということで「近接排気音量」が94db(デシベル)以内ということになります。
検査結果は91dbということでした。純正よりもかなり音が大きくなって、乗っている身としては「かっこいい音」ですが、基準値に対して結構ギリギリということは、周りの人からしたらうるさいマフラーになるのでしょうか。
気になるタイヤの溝の深さとブレーキパッドの厚さ
タイヤはブロックタイヤでシンコーのE805/806です。
このタイヤの状態は定期的に記事にしているのですが、車検時点で走行距離6,400km、タイヤの溝の深さは前輪3.8mm、後輪3.6mmで「まだまだ走れる」と太鼓判をいただきました。
ブレーキパッドもまだ大丈夫そう
ブレーキパッドは2万kmぐらいの時に一度交換していますが、今回の車検では前輪2.3mm、後輪3.3mmということでこちらもまだ大丈夫なようです。
タイヤもブレーキパッドも意外に長持ちで安心しました。
消耗品の交換
バイク引き渡しの時に、メカニックが実際に交換したパーツを出してくれて丁寧に説明してくれました。
写真を撮らせて欲しいとお願いしたら、わざわざテーブルに並べてくれました。
エアクリーナーエレメントの交換
交換したエアクリーナーです。
汚れているけど、この状態が汚れすぎなのかがよくわかりません。(聞いておけばよかった!)
エンジンに綺麗な空気を供給するために定期的な交換が必要ですね。
スパークプラグ交換
スパークプラグはこんな状態でした。まだ使えないわけではないですが、4万kmぐらいを目安に交換が推奨されているということなので定期交換ですね。
アフリカツインのプラグ交換は手間がかかるらしく、それ単体で作業をすると工賃も馬鹿にならないので車検の時に交換するのが良いそうです。
これはアフリカツイン用のHONDA純正プラグで「31909-MJP-G51」というものです。このプラグが4つついています。
イグニッションコイル、プラグキャップ交換
これは追加で必要になった交換です。
写真中央のように、プラグの先につける部品です。
1本のプラグを抜く時に、このキャップが裂けてしまったそうです。
腐食が原因のようで、中が青くなっているのがわかります。
防水構造なので水が入ることは考えづらいけど、もしかしたら結露等で腐食してしまったのかも、というのがメカニックの見解でした。
これによってスパークプラグが1本点火されていない状態だったので、十分な燃焼ができていなかった可能性があるということでした。
プラグ交換をしなければ気づかないことのようなので、今回はプラグ交換をして良かったです。
リアホイールベアリング交換
リアホイールのベアリングはガタがきていたので交換になりました。
だいぶ汚いです。オフロード車なので林道も走りますので汚れも多いのだと思います。ベアリングの中のボールにヒビが入っているとそのうち割れて走行に問題が出てきてしまいます。
5年も乗るとこんな状態になるんですね。
中古車でバイクを買ったらこんな細かい部分まで目が行き届きませんから、信頼できるショップで買わないとその後の点検で膨大な費用がかかりそうです。
「大切に乗ってますね」と言われました
一通り説明してもらった後、「大切に乗ってくれてますね」と言われました。
私自身は洗車とチェーンの清掃ぐらいしかしていないし、年に1度は必ず倒すし、確かに大切にはしていますが褒められるほどではないと思っていますが、
「いやいや、中には本当…」といって何か言いたそうなところを飲み込んで、
「バイクを見ればわかります」と言ってくれました。
この言葉は嬉しかったです。
アフリカツインに一目惚れして、このバイクに乗りたい一心で大型免許を取得してまで手に入れた憧れのバイクですから、そりゃあ大切に乗りますよ。
北海道で単身赴任5年目を迎えましたが、アフリカツインはまさに相棒、なくてはならない存在なのでこれからも大切に乗っていきます。
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