【ライダー必見!】私が泊まった北海道のキャンプ場〈道央・十勝編〉

ツーリング

北海道のエリア区分を見ると厳密には富良野や美瑛は道北に区分されるようですが、道央エリアとして紹介します。道央、富良野、美瑛は札幌からの距離がそれほど遠くないので早めにキャンプ場に到着してゆっくりキャンプを楽しんでいます。
十勝エリアは然別湖やオンネトーなど野趣溢れるキャンプ場が魅力です。

*キャンプ場の利用料金は変わる可能性があるので記載していません。また、訪問当時と状況が異なっている場合もあります。ご利用の際は各キャンプ場にお問い合わせ、もしくはウェブサイト等でご確認ください。

日高沙流川オートキャンプ場

ファミリーキャンプも多いけど、温泉も近くて便利なキャンプ場

バイク乗り入れ可能
温泉は隣接する沙流川ひだか高原温泉
買い出しは日高市街へ。薪は道の駅「樹海ロード日高」で購入可能。ただし遅い時間だと売り切れる可能性もあります。地元の野菜も売っています。

車両乗り入れができるのでオートキャンプをするキャンパーで賑わっているのですが、敷地が広いため場所を選べば静かなキャンプが楽しめます。
温泉も徒歩圏内、町も近いので便利です。
私はのんびりキャンプ目的のツーリングで訪問したのであらかじめ食料を準備して向かいました。
札幌から向かうならちょっと寄り道して厚真町にある「あづまジンギスカン」の塩コロジンギスカンを買っていくのをおすすめします。

キャンプ場管理棟。サイドスタンド用の木の板を貸してくれます。スタッフはとてもフレンドリーで好感が持てます。
広い敷地なので場所を選べば静かなキャンプを楽しめます。薪は道の駅で購入。この日は新しい焚火台「ピコグリル398」のデビューでした^ ^
お風呂は隣接(道路を渡ります)の「ひだか高原荘」へ。歩いてお風呂に行けるのはライダーには嬉しいですね。
相棒を眺めながらの焚火はライダーにとって至福の時間。ここではそんなキャンプを楽しめます。


また、近くに青い池ならぬ「黒い池」という場所があるので、興味のある方は寄ってみてはいかがでしょうか。場所もわかりづらく観光地化されていないので、北海道のメジャーどころを行き尽くしてマニアックな見所を求めているライダーにおすすめです。

帯広、富良野、札幌のちょうど中間地点あたりなのでツーリングでも使いやすいキャンプ場です。

星に手のとどく丘キャンプ場

ライダー専用サイト!直火OK!設備充実!ジンギスカンがうまい!至れり尽せりキャンプ場

バイク乗り入れ可能
ライダー専用サイト(少人数利用)
直火OK(薪も販売しています)
シャワーあり(入浴施設は富良野市街まで)
羊の丘ジンギスカン(管理棟)
洗浄器付きトイレ完備!
・買い出しは富良野市街で

個人経営のキャンプ場で、オーナーさんがとても力を入れて経営しています。
バイク専用サイトは利用人数を制限しているので十分なスペースがあり、直火ができる石窯も必要なだけあるので焚火台がなくても焚火を楽しめます。

私のおすすめはなんといってもジンギスカンです。ここのジンギスカンは私が北海道で食べた中でも上位に入る美味しさです。特にミルクラムは臭みもなく、オリジナルのタレには柑橘系の味付けもしてありさっぱりしています。肉は自分のテントサイトに持っていき焼肉もできます。
ランチ営業ではジンギスカンを目的にマイカーもたくさん来ています。

夕食はジンギスカンを食べて、食後は焚火をしながらのんびりコーヒーやビールを飲むのが私のおすすめスタイルです。

人気のキャンプ場なので利用する際には必ず電話予約をしましょう。大型連休やお盆は予約開始日に埋まってしまうこともありますが、ライダー専用サイトは一般サイトよりは空いていることが多いです。


その名の通り星空を売りにしているキャンプ場で、インスタやホームページが充実しているのでチェックしてください。シーズン前に一斉予約を始めますので、事前にスケジュールが決まっていたら早めに枠を確保しましょう。

ふかふかの芝のサイト。ライダー専用サイトは一般サイトと完全に離れて、スペースも十分に確保されています。
薪の販売は夕方から。子供と薪を乗せた軽トラがサイト内を売りに廻ります。(ライダー専用サイトには入ってこないので管理棟に買いにいきましょう)

買い出しは富良野や美瑛で。ジンギスカン目当てならほとんど必要ないですが、5〜7月ぐらいまではアスパラも美味しいし、中富良野のフラノマルシェでは地元の野菜も買えます。

国設白金野営場

静かな林間キャンプ場。青い池や白金温泉も近い好立地。

バイク乗り入れ不可サイトの脇に駐車できます
温泉は「美瑛町国民保養センター」まで徒歩5分)。バイクで少し走れば吹上露天の湯十勝岳温泉 凌雲閣にも行けます。
青い池、白ひげの滝、望岳台など観光名所が近い。
・買い出しは富良野・美瑛市街で

青い池や白ひげの滝からすぐの林間キャンプ場。
設備は古いですが広いサイトでのんびり過ごせます。
バイクはサイトに乗り入れできないのですが、サイトの外周には荷物を運搬するときに車が入ってこれるように道路があり、その外側ならバイクを停めてOKと言われました。(混んでいる時はNGかもしれないので、チェックイン時に管理人さんに確認しましょう)

十勝岳連邦への登山の拠点にする人も多く、駐車場で車中泊をする人もいるようです。
また、例年9月には「丘のまちびえいセンチュリーライド」という自転車のレースがあり、出場者がこのキャンプ場を利用するので混雑するということでした。

温泉は「美瑛町国民保養センター」まで徒歩5分)。古い施設で、お風呂は小さめです。お湯の温度がとても暑くてなかなか汗が止まらなかった記憶があります。
窓もないお風呂なので汗を流すぐらいに割り切って使いましょう。

温泉を楽しみたければバイクで少し走って「北の国から」で有名になった「吹上露天の湯」や茶褐色のお湯と十勝岳の絶景を楽しめる露天風呂が魅力の「凌雲閣」にも行けます。

標高が高いので夏でも日が暮れれば涼しいキャンプが楽しめます。

難点は、虫が多いこと。
ブヨみたいな虫がものすごくたくさんいるのでかなり虫除け対策をしないと刺されて痛いです。
私は虫除けスプレーとアウトドア用の強力な蚊取り線香を使用していたのですがほとんど効果がありませんでした。
日が暮れてくると虫はいなくなるのですが、朝日が昇るとすぐに大量発生して、口の中にも飛び込んできそうなぐらい体の周りを飛びまわります。

あまりに虫が多すぎて、私は朝食を食べないでサッサとテントを撤収して出発しました。

北海道の夏の味覚、アスパラを茹で・焼きで食べました。アスパラは美瑛も産地なので「美瑛選果」等で購入していきましょう。北海道のアスパラは太いほど美味しい!東京で買うアスパラは筋っぽくて美味しくないですが、北海道に来てアスパラが大好きになりました。
こちらは上富良野名物「さがり」です。ハラミの一種です。上富良野駅前にある「多田精肉店」で購入できます。お弁当もあって、地元の人もたくさん買いに来ています。

オンネトー野営場

神秘的なオンネトーに心を奪われる。トップクラスにおすすめしたいキャンプ場。

バイク乗り入れ不可(サイトまではリアカーで荷物を運びます)
温泉はキャンプ場2km手前の「山の宿野中温泉」で日帰り利用可能。
・売店なし
・買い出しは十勝方面からなら帯広や足寄で。阿寒湖方面からなら弟子屈等で。(キャンプ場から町までは遠いです)
スマホは圏外になります。

設備は必要最低限ですが、静かな林間サイトでなんと言っても五色に変わる神秘的なオンネトーが最高です。

2020年訪問時は駐車場を工事していました。何か建物が立つのだろうか?
サイトからオンネトーまではすぐ。場所によってはオンネトーを見ながらのキャンプもできます。
日が沈んでいく時のオンネトーはまさに幻想的。タイムプラスで撮影すると湖面の色がどんどん変わって行く様子が分かります。
日が沈むと空には満点の星空です。
場所や光の当たり具合によって湖面の色が違って見えます。写真を何枚も撮ってしまいます。

売店で薪が売られていないのですが、落ち葉や木の枝がたくさん落ちているので焚火が上手な方は問題なさそうです。(私は焚火が下手なので自宅から薪を持参しました)

バイクは駐車場に停めます。写真は10月2週目の週末訪問時。夜はかなり寒いです。

キャンプ場は例年10月いっぱいでクローズなのですが、秋が深まってもたくさんのキャンパーが訪れます。ストーブを持参して快適なキャンプをする人や、ソロで焚火をしながら静かに過ごす人など、それぞれのスタイルでキャンプをしています。

椅子を持参しましたが、ここではなぜか地べたに座って焚火をしたい気分になります。(後ろのキャンパーさんはストーブ持参で豪華でした)

私はここに泊まる時は、キャンプ場で過ごすのをメインにしたツーリングにしています。
買い出しはかなり手前でしないといけないのですが、私のおすすめは芽室にある「ハピオ」というスーパーです。地元でも「少し高いけどこだわりの品揃え」で人気です。

お惣菜系も豊富なので、もしかしたらお惣菜でキャンプ飯が済んでしまうかもしれません。
また、店内にある「トカトカ」というパン屋さんがありここのパンが美味しいです。個人的にはアンパンがおすすめです。
「トカトカ」は2020年にオープンした道の駅かみしろほろにも入っています。

十勝方面からは足寄町を経由して行くのですが、「ウッディーベル」というグルメバーガーのお店もおすすめです。通常サイズもあるのですが、顔の大きさぐらいある巨大サイズのバーガーもあるので大食い自慢の方は挑戦してみてください。(私が訪問したのは2020年で新型コロナウイルスの影響でテクアウトのみでした)

足寄方面からアクセスする場合、オフロードバイクに乗っているライダーなら国道241号線の阿寒横断と並行して走る「モアショロ原野螺湾足寄停車場線(道道664号線)」からアプローチするのもおすすめです。
細い道で、キャンプ場の手前5kmぐらいが林道になっています。
一部砂利が深かったり、デコボコがあるので荷物が落ちないように注意しましょう。

私はアフリカツインで走ったのですがちょっと気を遣いますが問題なく走れました。
自動車も入れる道です。

阿寒横断道路の有名人。タイヤでできた交通安全の人形。
モアショロ原野螺湾足寄停車場線からキャンプ場手前のダート道。意外に荒れているので注意して走りましょう。

お気に入りのキャンプ場なのでかなり力を入れてしまいました^ ^

札内川園地キャンプ場

川沿いの広い敷地のキャンプ場。地面が固いのでアルミペグが通用しません。

バイク乗り入れ可能
テント泊は利用料無料
・入浴施設は近くにありません。シャワーあり。福祉温泉の里まで23km。
売店あり。焚火用の薪販売してます。

十勝エリアの中でも南にある中札内村で町からはだいぶ離れた場所にあります。
道内を周遊するライダーには立地的に少し使い勝手が悪いかもしれません。
襟裳岬を目指すための中継点でしょうか?
私が訪問したのは10月末でオープンしているキャンプ場が少なかったので行ってみることにしたのですが、本命は広尾キャンプ場でした。広尾キャンプ場もバイクが乗り入れできてライダーに人気ですね。

(上士幌町航空公園キャンプ場も候補でした。以前、旅先であったライダーにお勧めされてました。「管理人がバイク好きだからライダー見るとすごい話しかけてきてちょっとウザいですけど…」という補足付きすが)

サイトはとても広いです。砂利のサイトで地面が固くてペグがなかなか刺さりません。
ワンポールテントなど自立しないタイプのテントを張る人は丈夫なペグを持参しましょう。
また、風の強い日は川の近くは避けましょう。
私はみぞれが降り風が強い日に訪問したのですが、川の近くでテント設営を始めたらタープ用のポールが風で曲がって大変な思いをしました。すぐに山側に避難しました。(その日は峠で初雪が観測されたので、なかなか過酷な天候でした)

広いのはいいのですが、ただ広い砂利の広場、駐車場の延長みたいで趣が足りません。
ちょっと私の好みのキャンプ場ではありませんでした。
(天気が荒れた日に訪問したので写真がほとんどありません…)

この日の夕食は帯広市内にある「肉の専門店 おおつか」でジンギスカンとホルモンを買って行きました。「厚切りラムジンギスカン」が美味しいとネットで紹介されていました。
400g入りしかなくて迷ったのですが、タレも含んだ重さだったのか、全く問題なく食べ切りました。ホルモンもおいしかったです。

国設然別峡野営場(鹿の湯)

キャンプ場内に野趣溢れる河原の混浴露天風呂「鹿の湯」でいつでも温泉に入れます!

バイク乗り入れ不可
キャンプ場内に混浴露天風呂「鹿の湯」
24時間入れますが、夜は真っ暗で危ないです。
脱衣所も温泉も男女の区切りはないので本当の混浴です。水着着用不可なのでガチの混浴です。
・買い出しは帯広、鹿追、清水町などで。一番近い鹿追町にはセブンイレブン、セイコーマート、スーパー、ホームセンター、ガソリンスタンド、道の駅があります。
スマホは圏外になります。
国立公園内なので焚火・花火は不可です。(炭火でのバーベキューはOKで、炭捨て場もあります。炊事場にはかまどもあります。
・トイレは簡易水洗。和式の便器のみですが綺麗に清掃されています。
・炊事場の水は煮沸してから利用しましょう。(飲料水は持参した方がいいです)

「然別に混浴露天風呂があるいいキャンプ場があるから行こうぜ!」
会社の大先輩にそう誘われて行ってきました。
唯一、ソロじゃなかったキャンプツーリングです。

温泉はキャンプ場内にある河原まで降りて行くと小さな脱衣所があって湯船は丸見え。
開放的な露天風呂です。
混浴なので女性の方は入りづらいかもしれません。海外からの観光客はカップルで平気で入ってくる方もいるようです。

キャンプ場はいたる所にベンチがあり簡素ながら必要十分で快適。

キャンプ場周辺は町がないので早めに食料調達を済ませましょう。
キャンプ場までのアプローチはコーナーの多い狭い道を通ります。
対向車に注意ですが、動物の飛び出しにも注意しましょう。

大先輩はこの年を最後に東京に帰ってしまいました。
東京で働いていたら絶対に一緒に遊ぶことはなかったと思います。

北海道に感謝。バイクに感謝、です。

入り口の管理棟。無人の時は料金箱にお金を入れます。テントにつける札はないですが、利用させていただくのですからしっかりお金は払いましょう。トイレも炊事場も綺麗に管理してくださっているので感謝です。
バイクの乗り入れは禁止。入り口からはリアカーを使って荷物を運び入れます。ずっと緩やかな上りの傾斜ですがリアカーがあれば楽に運搬できます。
露天風呂はキャンプ場の一番奥から川に降りていきます。川が流れているすぐ脇を歩くので増水時は露天風呂までたどりつけません。足元は滑りやすくぬかるんでいる場所もあるので注意が必要です。
浴槽はしっかり石が組まれています。脱衣所は「一応ある」程度です。湯船の中から温泉が湧き出ています。
脱衣所です。
お湯加減はそのとき次第。2019年に訪問した時は熱かったですが、2021年に再訪したときはちょうどいい湯加減。湯船の中は苔で覆われているのでとても滑りやすいです。
先輩はトライアンフのタイガー。私はアフリカツイン。二人ともアドベンチャーバイクなので荷物もたっぷり積めるからこんな大きなタープも準備してくれました。
2度目に訪問した時はキャンパーがとても少なかったのでテントから視界に入るところに人影がなく贅沢なキャンプでした。ベンチのすぐ近くにテントを設営して便利に利用させていただきました。

国設然別湖北岸野営場

然別湖畔の人里離れたキャンプ場で自然を満喫できる。

バイク乗り入れ不可
入浴施設は然別湖畔温泉ホテル風水まで5km。
・買い出しは帯広、鹿追、清水町などで。
スマホは圏外になります。

カヌーイストが集うキャンプ場ですが、ライダーでものんびりキャンプが楽しめます。
キャンプ場にはベンチとテーブルが要所に置かれているのも便利です。
ここのキャンプ場や朱鞠内湖キャンプ場では湖畔が近いので、車でカヌーを運んでくるキャンプもいいなぁと感じてしまいます。
北海道に住んでいるとアウトドア系のアイテムがなんでも欲しくなってしまいます^ ^

ツーリングで行くキャンプ場としてはオンネトーや朱鞠内湖など、同じような雰囲気でここ以上に個人的に気に入ってるサイトができてしまったので1度訪問したきりになってしまったのですが、静かなキャンプが好きなライダーにはお勧めのキャンプ場です。

北海道の湖はどこもワイルドでいいですね。カヌーで散策してみたいです。
バイクは駐車場に停めて、リアカーで荷物を運搬します。
小さい焚火台「笑’s B6君で焚火」薪は持参しています。

以上、私が実際に利用したキャンプ場「道央・十勝」篇でした。
参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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