2021シーズンを間近に迎え、昨シーズンで寿命を迎えたタイヤを履き替えないといけません。
今回のタイヤ交換で4本目になります。
ツーリングで求められるタイヤの性能は「km単価」。俗に言う「ライフ」の長さです。
これまで履いてきたタイヤのkm単価を出してみて、次に選ぶタイヤを考えてみたいと思います。
km単価(走行距離1kmあたりのタイヤ価格)で検証してみる
km単価=タイヤの価格÷走行距離
以上の視点で検証してみたいと思います。
*価格は当時の購入価格です。
1本目|ダンロップ D610
ダンロップ DUNLOP 328864 D610W 150 70R18 M C 70Hposted with カエレバ
①(タイヤ本体価格)¥32,572*÷(走行距離)15,574km=(km単価)¥2.09
②(タイヤ本体価格+工賃)¥42,832÷(走行距離)15,574km=(km単価)¥2.75
アフリカツインの新車に装着されているタイヤですね。タイヤ価格&工賃は二本目で同じタイヤを購入した時の価格です。タイヤはドリームホンダで取り付けてもらっているのですが、工賃が税抜き価格でフロント4,500円、リア5,000円もするんですね。積み重なっていくと結構な出費ですが、自分で交換できないので仕方ないです…。
最初のタイヤはかなり走りました。
東京で約6,000km走り、残りを北海道で走っています。
ダート走行は数回。東京で走っている時はキャンプツーリングはしていないので比較的タイヤへの負担が少なかったのかもしれません。
二本目は同じタイヤだったのですが、走行距離がかなり違います。
同じタイヤでも走り方や路面状況によって寿命がかなり違う、と言うのがよくわかるデータになっています。
2本目|ダンロップ D610
①(タイヤ本体価格)¥32,572÷(走行距離)9,198km=(km単価)¥3.54
②(タイヤ本体価格+工賃)¥42,832÷(走行距離)9,198km=(km単価)¥4.66
1本目と同じタイヤなのに走行距離は△6,376km短くなり(59%)、①のkm単価は¥1.45アップ、②のkm単価は¥1.91アップ(169%)という結果になりました。
北海道の路面状況が悪い、首都圏よりも巡航スピードが速い、キャンプ装備を積んでツーリングをしている、などの要素が影響しているかもしれません。
余談:北海道ツーリングで向上する燃費と相殺するとどうなる?
北海道を走っていると首都圏で走るよりも燃費は向上します。おそらくリッター2〜3kmよくなると思います。ガソリン代が130円と想定した場合、こんなシミュレーションをしてみました。
①首都圏を走っている時の平均燃費22km /L
(走行距離)9,198km÷(燃費)22×(ガソリン代)¥130=¥54,351
→(km単価)¥5.9
②北海道を走っている時の平均燃費24km /L
(走行距離)9,198km÷(燃費)24×(ガソリン代)¥130=¥49,823
→(km単価)¥5.4
km単価0.5円くらいガソリン代が安くなるシミュレーションですが、全然相殺できてないですね…。
3本目|ダンロップ TRAILMAX MIXTOUR
DUNLOP ダンロップ オフロード・トレール/デュアルパーパス TRAILMAX MIXTOUR トレイルマックス ミックスツアー タイヤposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
①(タイヤ本体価格)¥38,735÷(走行距離)8,064km=(km単価)¥4.80
②(タイヤ本体価格+工賃)¥48,995÷(走行距離)8,064km=(km単価)¥6.08
3本目にして違うタイヤに履き替えました。ブロックパターンが大きくなってタイヤも丸みを帯びて「オフも走れるぞ!」という見た目になり気に入っています。
50km以上のダートが続く函岳も難なく走ってくれました。
しかし…走行距離はさらに短くなり、km単価も上がっています。
アドベンチャーバイクのタイヤは8,000km走ってくれれば上出来らしいので文句は言えないですが、消耗品であるタイヤのコストはバカにならないですね。
これまで250ccのバイクに乗ってきた私としてはタイヤ代の高さに驚かされています。
1〜3本目までの比較表
これまでのデータを一覧にしてみました。
タイヤ | タイヤ本体価格 | 走行距離(km) |
km |
工賃込み 価格 |
km 単価 |
|
1本目 | ダンロップ D 610 | ¥32,572 | 15,574 | ¥2.09 | ¥42,832 | ¥2.75 |
2本目 | ダンロップ D 610 | ¥32,572 | 9,198 | ¥3.54 | ¥42,832 | ¥4.66 |
3本目 | ダンロップ TRAILMAX MIXTOUR | ¥38,735 | 8,064 | ¥4.80 | ¥48,995 | ¥6.08 |
みなさんのタイヤのライフと比較してどうでしょうか?
タイヤの性能とか一切無視してコスト面でしか検証していないので「コストより走り重視だよ!」という方には全く意味のないデータになってしまいますが、私のツーリングスタイルは基本のんびりツーリングなのでタイヤは基本性能がクリアしていればあとはコスト重視でいいかなと思っています。
さて、次はどうしよう?
4本目のタイヤとして候補に上がってるのは以下の2本です。
ミシュラン ANAKEE ADVENTURE
MICHELIN ミシュラン オフロード・トレール/デュアルパーパス ANAKEE ADVENTURE アナキー アドベンチャー タイヤposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
インターネットでレビューを見るとライフも長く、かなり評価が高いですね。10,000km走ってもまだまだイケる!という記事もみましたが、私自身同じタイヤでも寿命がだいぶ違ったのでどこまで信用できるか疑問です。
しかし、かなり興味があります。
概算で見積もりを出してもらったら工賃込みで5万円オーバーでした。お値段も高いですね。
シンコー E804/805
アドベンチャーバイクのオーナーなら一度は検討し、通って来た方も多いのではないだろうかと思われるこのタイヤ。
ホームページには「オフロード60%、オンロード40%」と書いているのでツーリングメインのタイヤとしては選ぶべきではないかもしれません。
さらにブログを色々拝見すると、ライフがかなり短そうです。
しかし、このタイヤのメリットはなんといっても価格ですよね。概算で見積もりを出してもらったら工賃込みで35,000円ぐらい、ということでした。
さらにショップのスタッフの「私の仲間はBMW GS1200でキャンプ道具フル装備でこのタイヤを履いてますが、8,000kmぐらい走ってますよ」と言う言葉に揺らいでいます。
km単価でシミュレーションしよう!
2本とも正確なコストが不明なのですが、工賃込み価格でミシュラン ANAKEE ADVENTUREを53,000円、シンコー E804/805を35,000円でkm単価をシミュレーションしてみます。
表の1列目と2列目はダンロップ D 610とTRAILMAX MIXTOURの実績。(1本目のD610は出来が良すぎたので無視します)
それと比較して候補の2本のタイヤを検証します。
走行距離とタイヤコスト
走行距離 | 0km | 6千km | 9千km | 12千km | 18千km | 24千km | 27千km | 30千km | 36千km |
E804/805 | 3.5万 | 7万 | 10.5万 | 14万 | 17.5万 | 21万 | 24.5万 | ||
ANAKEE ADV | 5.3万 | 10.6万 | 15.9万 | 21.2万 | 26.5万 | ||||
差額 | 1.8万 | 1.9万 | 2万 |
E804/805…工賃込み3.5万円、6千km走行で交換/ANAKEE ADV…工賃込み5.3万円、9千km走行で交換でシミュレーションした場合
・スタート差額1.8万円から、交換時期が重なる度に1,000円ずつ差額が広がる。
→タイヤ交換をショップに依頼する場合、工賃が1万円だとするとE804/805だと初回交換を含め7回(7万円)、ANAKEE ADVENTUREは5回(5万円)
・36,000km到達までにE804/805は6回交換、ANAKEE ADVENTUREは4回交換。
→E804/805の方が交換の手間が1.5倍かかる。
結果|気持ちは「シンコー E804/805」に傾いている
まだ正式に決めたわけではないですが、現在、シンコー E804/805の正確な見積もりを出してもらっています。
以上の検証結果から、ANAKEE ADVENTUREとE804/805はそれぞれこんな人に向いていると思います。
タイヤ購入は大きな支出になるのでできるだけコストを抑えたい、オフっぽいブロックタイヤを試してみたい、コスト的なリスクはあまり高くない、ということで一度E804/805を試してみようと思います。
ショップスタッフの話だと、シンコーのアドベンチャーバイク用タイヤは悪くないということなので、その言葉も信じてみようかな?と思っています。
北海道のツーリングシーズンまであと1ヶ月!
ニュータイヤでスタートを切るのは気持ちいいですね。
実際に走ってみたら素人なりのレビューをしてみたいと思います。
2021.4.3追記 ニュータイヤはシンコーE804 & E805に決定!
結局コスパ重視でシンコーに決めました。ショップのご好意でさらに安くしてくれたのでお得感が増しています。気になる性能やライフについては今シーズンかけてじっくりレポートしていきます。
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